花・鳥・美人
四季折々の花鳥画や美人画の魅力を、約20点の日本画でお楽しみいただきます。
控えめな色彩と柔らかい描線で表現された狩野芳崖 (かのう ほうがい) の《牡丹図》や、名花讃歌ともいうべき大庭学僊 (おおば がくせん) の《名花十友図》、おぼろ月夜に浮かび上がる桜の幻想的な美しさを表現した松林桂月 (まつばやし けいげつ) の《春宵花影》、気品あふれる美人画で知られる上村松園 (うえむら しょうえん) の《楚蓮香》等々、日本人の美意識をくすぐる作品群です。
新春の所蔵品展にふさわしく、展示室を華やかに彩ります。
香月泰男と戦前・戦後の美術
戦前から戦後にかけて活躍した洋画家による作品を、香月泰男 (かづき やすお) を中心に約50点ご紹介します。
今回は香月の《二人座像》(1936年)、《河原》(1968年)を含む約20点を、一室に集めてご覧いただきます。
そのほか松本竣介 (まつもと しゅんすけ) 《街にて》(1940年)、岡鹿之助 (おか しかのすけ) 《遊蝶花》(1951年)、松田正平 (まつだ しょうへい) の《農夫》(1969年)など20数点を、いずれも油彩画を中心に展示します。