大正モダニズムの光が残る時期から、戦争、敗戦後の混乱、高度経済成長と、激動の時代をたどった「昭和」。その一瞬一瞬の輝きをとらえた写真展です。
雑誌の黄金期をにない、第一線で活躍した木村伊兵衛 (きむら いへえ)、土門拳 (どもん けん)、濱谷浩 (はまや ひろし)、林忠彦 (はやし ただひこ)、芳賀日出男 (はが ひでお)、長野重一 (ながの しげいち)、田沼武能 (たぬま たけよし)、熊切圭介 (くまきり けいすけ)の八人の写真家と、入江泰吉 (いりえ たいきち)(奈良)、緑川洋一 (みどりかわ よういち)(瀬戸内)、浅野喜市 (あさの きいち)(京都)ら、各地で活動を続けた写真家。
日本を代表するこれらの写真家の名作が一堂に会します。
戦前・戦中の暮らし、戦後復興期からオリンピック・万博に沸いた高度経済成長期までの約一六〇点の作品を展示。
そこには、たくましく生き抜く日本人の姿が鮮やかに写し留められています。