世界中で愛されている“きかんしゃトーマスとなかまたち”。個性豊かなキャラクター達は、1943年、イギリスで牧師をつとめるウィルバート・オードリーが、はしかに寝込む息子を元気づけようと話して聞かせた中で生まれました。彼らが活躍する物語は、1945年に「The Three Railway Engines」という絵本として出版されると好評を博し、以降「The Railway Series」として2011年までに42巻が刊行されています(1983年刊行の27巻から、作者は息子のクリストファーに交代)。日本では現在26巻までが「汽車のえほん」シリーズとして発行され、多くのファンを獲得しています。
本展ではウィルバート・オードリーが手がけた「汽車のえほん」26タイトル105話を彩った絵本原画およそ300点を中心に、テレビシリーズの撮影に使用された機関車の車輌モデルや、原作者手描きの絵本の草案などの貴重な資料により、“きかんしゃトーマスとなかまたち”の世界を一堂に展覧します。