タイトル等
入江泰吉
花と造形
会場
入江泰吉記念奈良市写真美術館
会期
2014-03-21~2014-06-29
休催日
月曜日(但し、5月5日は開館)、4月30日、5月7日
開催時間
午前9時30分~午後5時
入館は午後4時30分
観覧料
一般500円/高校・大学生200円/小・中学生100円
団体(20名以上)2割引/毎週土曜日 小・中・高校生無料/障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方無料/奈良市在住の70歳以上の方無料

写真の日(6月1日)は観覧無料
主催者
入江泰吉記念奈良市写真美術館
一般財団法人奈良市総合財団
概要
写真家・入江泰吉は奈良大和路の風景や仏像を生涯のテーマとして、それらが醸し出す叙情や精神性をさまざまな角度から追求した多くの作品を残しました。しかし晩年は「万葉の花」シリーズの撮影にほとんどの時間を費やします。
これらの作品群は奈良大和路の場合とは違って、万葉集にも登場する花そのものを見つめ、形や色に美を見いだしています。対象の美しさを客観的に表現することに徹したのです。そのためしばしばクローズアップの手法がとられ、撮影の場は捨象されています。この点において風景や仏像をとらえた作品とは被写体に対する意識がまったく異なり、作風の転換といってもよいでしょう。
そのきっかけとなったのが、晩年の一時期に取り組んだ造形でした。もともと芸術的天分に恵まれた入江は「自然造形にこそ美の根源があり、そこから芸術が生まれ育ってきたのではないだろうか」と考え、自然界から形というもののあり方を学ぼうとしました。木の根や川原石などに彩色を施したり、背景を作って演出したりして、自然の中の不思議な形を美しく“魅せる”方法を探ったのです。この取り組みが結果として生きたのが花の撮影です。入江は「造形」によって養った眼を花に向け、小さな花そのものが持つ美を見いだし、写真で表現したのです。
本展で紹介する花や造形作品を、入江は「美の究極」「美の根源」と位置づけています。これらの作品群からは、逆に晩年の入江がたどりついた美の境地を垣間見ることができるのです。
イベント情報
■作品解説 毎月第2・4土曜日

◆春のミュージアムコンサート
日時:4月29日(火・祝) 午後2時~午後2時30分

◆記念写真の撮りかたワンポイントアドバイス
期間:4月19日(土)~5月25日(日)
解説:5月3日~6日 午後1時と午後3時

◆【写真の日記念】写真の撮りかたワンポイントアドバイス
期間:5月27日(火)~6月29日(日)
解説:5月31日(土)、6月1日(日) 午後1時と3時

◆ふらデコ~Flowers Decoration~
東尾晃司 (花司) 期間:4月9日(水)~13日(日)
梅田佳良 (一光流) 期間:5月17日(土)~18日(日)
片岡寧豊 (万葉の花) 期間:6月11日(水)~15日(日)
ホームページ
http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/tenran/tenran_new.html
会場住所
〒630-8301
奈良県奈良市高畑町600-1
交通案内
[電車・バスでお越しの場合]

JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バスで「破石町(わりいしちょう)」下車、東へ徒歩10分、新薬師寺西側。

[車でお越しの場合]

奈良教育大学の南側の角と、「ほっかほっか亭」の間の交差点を東に入り、奈良教育大学附属幼稚園の角を左折してから約150m。
ホームページ
http://irietaikichi.jp/
奈良県奈良市高畑町600-1
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