タイトル等
平成26年度 岡崎市美術博物館企画展
藤井達吉の全貌
野に咲く工芸・宙 (そら) を見る絵画
会場
岡崎市美術博物館
会期
2014-04-05~2014-06-01
休催日
月曜日(ただし、5月5日【月・祝】は開館、5月7日【水】は休館)
観覧料
一般 1,000円(800円) 小・中学生 500(400)円
※( )内は20名以上の団体料金
※市内小中学生は無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方とその介助者は無料
※一年間何度でもご利用いただける年間パスポート(3,000円)もあります
主催者
岡崎市美術博物館・中日新聞社
協賛・協力等
特別協力:碧南市藤井達吉現代美術館
企画・運営協力:株式会社キュレイターズ
概要
近代化が進み、人々の暮らしが大きく変わろうとしていた大正・昭和初期の日本において、時代の傾向を肌で感じとりながら、「工芸」の世界に新風を巻き起こした藤井達吉(1881-1964/明治14-昭和39)。愛知県碧海郡棚尾村(現碧南市)に生まれ、後年、小原和紙や瀬戸の陶磁器など、郷土工芸・郷土美術の再興にも尽力したことから、長らくこの地方を代表する工芸家として顕彰されてきましたが、近年、東京を拠点にした時期の先駆的な活動が詳らかになるにつれ、いっそうその評価が高まっています。
藤井は、分業と技術偏重を特徴とする旧来の職人主義的な工芸観を排し、自然の観察に基づいて作家が自ら模様を生み出し、制作までを一貫して行うべきことを謳いました。それは、工芸が「芸術」として自立する道を模索した、この時代の新進の工芸家たちに共通する思いでもありました。こうして藤井は、従来はほとんど見向きもされなかった薊 (あざみ) や羊歯 (しだ)、鶏頭 (けいとう) などの身近な植物を模様のモチーフとして取り上げながら、七宝、象嵌、刺繍、染織、金工など、あらゆる技法を用いて、手箱や盆、帯や着物といった身の回りの品々から、図案集、装幀、さらには日本画まで、多様な作品を手がけることとなります。このような藤井の制作態度にはまた、「生活の芸術化」を志す、一貫した信念がありました。『主婦之友』に「手芸」についての連載を行うなど、家庭生活を豊かにするために、広く素人である主婦の啓蒙に尽力したことも、藤井の大きな功績の一つと言えるでしょう。
本展では、多様な技法を駆使して制作された工芸作品に、初期の油彩画、また工芸の傍らで熱心に取り組んだ日本画や後年の継色紙、さらには図案集、装幀も加えて、藤井達吉の全貌をご紹介いたします。藤井の特異で、飽くことのない魅力にあふれた作品の数々を、多くの方にご堪能いただければと思います。
イベント情報
【講演会】
「藤井達吉の工芸と特異性」
日時/4月20日(日) 午後2時~3時30分
講師/瀬尾典昭 氏 (渋谷区立松濤美術館学芸員)

「生活と自然の再発見―藤井達吉と大正期の工芸―」
日時/5月18日(日) 午後2時~3時30分
講師/土田眞紀 氏 (美術史家・帝塚山大学文学部非常勤講師)

会場/当館1階セミナールーム | 定員/70名 先着順 (当日午後1時から整理券配布予定) | 聴講無料

【ギャラリートーク】
日時/4月13日(日)・4月26日(土)・5月10日(土) 午後2時~
担当/当館学芸員 | 会場/当館1階展示室 | 参加無料(ただし、当日の観覧チケットが必要です)

【ワークショップ】
「いろとりどりにチクチクぬぅよ テクテクたびするワークショップ」
お気に入りだったのに破れたり汚れたりしてしまった服やカバン。刺繍やアップリケ、ニンギョウなどで愉快に甦えらせましょう。身につけておでかけ、想い出と一緒に日常を旅しましょう。
日時/5月3日(土・祝) 午後1時~4時30分
講師/スサイタカコ 氏 (美術作家)
会場/当館1階ロビー
定員/20名(応募多数の場合は抽選となります。)
対象/年齢制限なし(ただし低学年以下は保護者の同伴が必要です)

申込方法:往復ハガキに代表者氏名・年齢・郵便番号・住所・電話番号・参加者全員の氏名・年齢を明記の上、4月21日【月】までに岡崎市美術博物館「ワークショップ係」までお申込みください(必着)。★当館ホームページからもお申込みいただけます。
ホームページ
http://www.city.okazaki.aichi.jp/museum/exhibition/openexhibition/p015653.html
会場住所
〒444-0002
愛知県岡崎市高隆寺町峠1 岡崎中央総合公園内
交通案内
飛行機

中部国際空港(セントレア)から
空港バスにて名鉄「東岡崎駅」まで約70分
または、
名鉄電車(特急)にて名鉄「東岡崎駅」まで約70分(神宮前駅にてのりかえ)

「東岡崎駅」からはバス・タクシーでの行き方をご覧ください。


電車・バス

名鉄「東岡崎駅」から

名鉄「東岡崎駅」北口バスのりば2番より【中央総合公園行】に乗車、【美術博物館】下車(370円)、徒歩3分。
(補足) 土曜日・日曜日・祝日は1番のりば「おかざきエクスプレス(岡崎拠点快速バス)」もご利用できます。(370円)

JR「岡崎駅」から

JR「岡崎駅」バスのりば2番または1番【おかざきエクスプレス】に乗車、【東岡崎駅】下車(230円)、のりかえ。名鉄「東岡崎駅」北口バスのりば2番より【中央総合公園行】に乗車、【美術博物館】下車(370円)、徒歩3分。
(補足)土曜日・日曜日・祝日は「おかざきエクスプレス(岡崎拠点快速バス)」にて直行。JR「岡崎駅」バスのりば1番【おかざきエクスプレス】に乗車、【美術博物館】下車(530円)、徒歩3分。


タクシー

名鉄「東岡崎駅」から15分
JR「岡崎駅」から25分


お車

東名高速道路・国道1号線から
東名・岡崎インターを出て豊橋方面へ向かいます。
国道1号線を直進し、1つ目の信号「大平町新寺」交差点を左折、直進します。
モニュメントのある「市民病院東」交差点を右折。岡崎中央総合公園に入ります。
公園内からは看板が出ています。
ホームページ
https://www.city.okazaki.lg.jp/museum/index.html
愛知県岡崎市高隆寺町峠1 岡崎中央総合公園内
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索