「ガラスが生み出す自然の情景」展は、収蔵作品の中から自然をテーマにしてつくられた現代ガラス作品を選び、ご紹介する展覧会です。
ガラスは、光を透過、反射して多彩な色彩をみせる素材です。さらに、高温で溶かすことで自由自在に形を変え、冷えて固まると表面にカットや彫刻といった装飾を施すことが可能となります。このような性質を活かして、作家達はさまざまなイメージをガラスで自由に表現しています。
本展のテーマである自然は、絶えず変化してさまざまな情景を生み出します。そして、見る人の感覚を刺激し、喜びや恐怖といった強い感情を与え、記憶の中にあるイメージを連想させる力を持っています。自然がみせる情景から得たインスピレーションをもとに、作家達が自らの創造力とガラスが持つ性質を活かしてつくり出した作品をご覧ください。