川崎地域は、大正期から臨海部の埋立事業が進められるとともに、大工場の集まる京浜工業地帯の中核として発展してきました。全国からヒトやモノが集まるにつれて、鉄道や道路などの交通網の整備も進み、高度経済成長期には日本を牽引する街として大躍進を遂げました。そして現在も、歴史的景観と先端技術が共存するとともに、公害を克服した環境先進都市へと変貌を続けています。
本展は、川崎が産業都市として発展してきた過程を振り返り、この地域が今後どのように移り変わっていくのかをさぐるものです。あわせて、地域の子ども達や川崎市内で学ぶ学生達の提案する、地域の未来像も展示の中で紹介します。