「文化勲章」は、学術・芸術分野において日本の文化の発達に関して顕著な功績のあった者に授与される勲章として、1937(昭和12)年に制定されました。日本画家では第1回の竹内栖鳳、横山大観を筆頭に2012年の松尾敏男まで、76年間で39名の作家が受章していますが、いずれも日本を代表する画家として長く活躍し、日本画界に輝かしい足跡を遺した作家です。現在、勲章は11月3日の文化の日に、皇居宮殿において天皇陛下から直接手渡される親授式で授与されています。
本展覧会では、最高の栄誉を受けた日本画家が生み出した珠玉の名品を展観し、世界に誇る日本画の魅力をご紹介します。最高峰の日本画家たちによる優れた技術とその作品世界を、存分にお楽しみください。