タイトル等
企画展
かたちとシミュレーション
北代省三の写真と実験
会場
川崎市岡本太郎美術館
会期
2013-10-19~2014-01-13
休催日
月曜日(11月4日、12月23日、1月13日を除く)、11月5日(火)、12月24日(火)、12月29日(日)~1月3日(金)
開催時間
9:30~17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般900(720)円/高大学生・65歳以上700(560)円/中学生以下無料
※本料金で常設展もにご覧いただけます
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
川崎市岡本太郎美術館
協賛・協力等
企画協力=大日方欣一
協賛=株式会社堀内カラー
助成=芸術文化振興基金
概要
北代省三 (1921-2001) は、1950年代の東京でインターメディアの先駆的な活動をおこなった「実験工房」の中核となった作家です。「実験工房」の活動期、北代は絵画やモビール、舞台美術、映像制作といった幅広いジャンルの作品を手がけ、エンジニアの出自を思わせるメカニカルな作風で大いに注目を集めました。
1953年、写真家・大辻清司とのコラボレーションとなった「APN」をきっかけに、北代は写真を用いた表現を模索し始めます。1956年には「画家から写真家へ」という文章を発表、制作の軸を絵画から写真へと移行します。初期の構成主義的なかたちの探求、「グラフィック集団」への参加を経て、1960年代には商業写真家として急成長する産業の現場をとらえた写真も多数手がけました。もっとも北代らしい実験的な試みは、1967年に『アサヒカメラ』で発表した「未知のビジョン」のシリーズで、医療用の眼底カメラで日常を切りとる「虫めがね」のような視覚や、紙の舞い落ちる軌跡をマルチストロボで寸断集積したパターンなど、独自のイメージを作り出しました。
しかし1970年に撮影で長期滞在した日本万国博覧会の会場で、高度経済成長への強い違和感を覚えた北代は、それ以降、商業写真から距離を置くことになります。文明批評を執筆するかたわら、模型飛行機や凧といったモノづくりに没頭し、シミュレーションの世界に遊ぶ日々。1970年代の写真には、ラジコン模型飛行機を使った空撮、手造りカメラなど、手仕事へのこだわりと悦びが感じられます。

本展は、北代省三の多彩な活動の中から、彼の写真の仕事に焦点をあて、その全体像を俯瞰してみる試みです。「実験工房」や「グラフィック集団」から派生した写真、商業写真家としての側面、実験的な手法の追及、そしてピンホールや手造りカメラ。遊びと好奇心にあふれた北代省三の写真と実験の世界をどうぞご覧ください。
イベント情報
QUARTETSISLEY(カルテットシスレー) コンサート
太郎の愛したクラシックⅡ ~北代省三と実験工房~

2012年2月26日の太郎さんの誕生日にコンサートを行い、生誕100年を記念し作曲した弦楽四重奏曲を演奏し、好評を博した弦楽四重奏が名称を「SISLEY」と改め、再び美術館に登場します!今回は、太郎さんの愛したモーツァルトの楽曲と企画展「北代省三の写真と実験」展に関連した実験工房のメンバーの楽曲も演奏する予定です。

出演:カルテットシスレー (門野由奈 桂川千秋 池辺真帆 加藤泰徳)
日時:2013年11月24日(日) 15:00開演
場所:岡本太郎美術館ギャラリー (申込不要 入場無料)
協力:昭和音楽大学

講演会
写真家・大辻清司の研究者であり、本展覧会の企画協力者でもある大日方欣一氏が、北代省三の多岐にわたる写真を時代とあわせて読み解きます。
講師:大日方欣一 (フォト・アーキビスト)
第一回「北代省三の写真」
日時:2013年12月8日(日) 14:00~
会場:川崎市岡本太郎美術館 企画展示室
第二回「北代省三とグラフィック集団」
日時:2014年1月11日(土) 14:00~
会場:川崎市岡本太郎美術館 ガイダンスホール
定員:各回60名程度 (当日先着順・要観覧券)
助成:特定非営利活動法人Japan Cultural Research Institute

北代省三撮影プライヴェート・ムービー上映
1950年代に撮影された北代省三の8mmフィルムを上映いたします。
日時:会期中の土・日・祝日 14:30~
会場:川崎市岡本太郎美術館 ガイダンスホール
定員:各回70名 (当日先着順・無料)
上映プログラム
「空撮東京」1950年代 (3分20秒)
「グラフィック集団主催 軽井沢ラリー」1959年 (9分50秒)
「オートバイに乗るには」1950年代 (2分00秒)
「韋駄天街道」1950年代 (4分30秒)
「和田海岸スクランブル」1950年代 (7分20秒)
「実験工房 那須ドライブより」1950年代 (6分20秒)
計35分
撮影・編集 北代省三
DVD編集 Todoroki_lab.

関連イベントの日程や時間の変更は、随時ホームページでお知らせします。
展示替え情報
*会期中、一部展示替えがございます。
ホームページ
http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html
会場住所
〒214-0032
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
交通案内
小田急線 向ヶ丘遊園駅から
岡本太郎美術館の最寄り駅は「小田急線 向ヶ丘遊園駅」です。
向ヶ丘遊園駅 は、新宿から、小田原・湘南方面への急行で約20分、普通電車で約40分です。
多摩急行、快速急行は向ヶ丘遊園駅に停まりませんのでご注意ください。
【徒歩】 約17分
南口から道なりに進み、ダイエーを左手に見ながら稲生橋交差点を渡ってください。そのまま直進し、生田緑地の入口から坂道を上がり、芝生広場の右手奥が美術館です。
【タクシー】
南口タクシー乗り場から、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。生田緑地の入口まで4分程度、そこから徒歩で約5分です。
【バス】
南口ターミナルから川崎市バス「溝口駅南口行」(5番のりば・溝19系統)乗車、「生田緑地入口」で下車(約3分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。
北口ターミナルから小田急バス「専修大学行」乗車、終点「専修大学前」で下車(約10分)、バス停より生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通って徒歩約6分です。


JR南武線・小田急線 登戸駅から
徒歩では約30分かかりますので、小田急線に乗り換えて向ヶ丘遊園駅をご利用ください。
【タクシー】
タクシーをご利用の場合は、向ヶ丘遊園駅からとほぼ同料金です。ご利用の際は、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。
【バス】
川崎市バス(藤子・F・不二雄ミュージアム経由)「生田緑地」行きに乗車、終点「生田緑地」下車(約16分)、バス停より徒歩約5分です。
※10時~16時台は1時間に1本程度の運行、藤子・F・不二雄ミュージアム休館日は運休です。


JR南武線 武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線 溝の口駅から
川崎市バス「向丘遊園駅南口行」(2番のりば・溝19系統)に乗車し、「生田緑地入口」で下車(約20分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。


東急田園都市線 梶が谷駅から
東急バス「向ヶ丘遊園駅南口行」(1番のりば・向01系統)に乗車し、「飯室」バス停で下車(約17分)、バス停より徒歩約10分です。
※1時間に2~3本の運行です。


東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅から
小田急バス「向ヶ丘遊園駅北口行」(1番のりば・向11系統)に乗車し、「専修大学入口・川崎ゴルフ場入口」バス停で下車(約10分)、進行方向右手の坂道を上がり、生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通ってください。


東名 川崎インターから
普通車両の場合は、川崎インターを左折し、二つ目の信号(犬蔵交差点)を右折してください。そのまま直進し(約7分)、平三叉路を中央に進み、生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
大型車両の場合(バスなど)は、川崎インターを左折し、尻手黒川線を清水台で右折。浄水場通りを根岸陸橋で右折、世田谷町田線を多摩警察署前で右折し、府中街道の稲生橋交差点を右折して生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。詳しくは生田緑地東口ビジターセンターへ:044-933-2300


国道246号線から
国道246号線の溝ノ口交差点(立体交差)を、東京方面からは右折、町田方面からは左折し、府中街道に入って、府中方面に直進してください(約15分)。稲生橋交差点を左折し(約2分) 生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
ホームページ
https://www.taromuseum.jp/
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索