タイトル等
明清の絵画
山岡コレクション
会場
笠岡市立竹喬美術館
会期
2013-10-12~2013-12-08
休催日
毎週月曜日(ただし10月14日開館、10月15日休館。11月4日開館、11月5日休館)
開催時間
9時30分~17時
入館は16時30分まで
観覧料
一般500(400)円 高校生300(200)円 小中学生150(90)円
( )内は団体20名以上 ※65歳以上の方および笠岡市内の小中学生は入館無料。
年齢のわかるもの、笠岡っ子無料パスを提示してください。
概要
このたび竹喬美術館では、広島県府中市出身の美術史家山岡泰造氏 (関西大学名誉教授) が蒐集した中国の明清時代の絵画をご紹介します。山岡コレクションの公開は平成22年の「現代の中国絵画」展に続くものです。
山岡氏のコレクションは、明代(1368-1662年)から清代(1644-1911年)の500年にわたる絵画を体系的に蒐集したものではありません。狩野派など室町絵画の研究のかたわら、私淑した橋本末吉氏の明清絵画コレクションを勉強する中で、遺例の少ない秀作を拾い上げるかたちで集めたものです。また、明清といえば、萬暦年間(1573-1615年)から康熙年間(1662-1722年)にかけての明末清初の絵画が注目され、呉派文人画から董其昌、四王呉惲へつながる正統派、混沌とした世相を反映する奇想的絵画、複雑な内面を描いた遺民絵画、経済力の発展を背景とする江南諸都市の会派など、多様で個性に満ちた時代があります。山岡氏は、この中において、都市経済の目まぐるしい進展によって勃興してきた各地の画家に注目して、従来の北宗画 (職業画家系) と南宗画 (文人画系) という二大潮流にとらわれず、いわば明清のダイナミックな時代潮流における画家の活動を、地理と経済の二点を重要要素として考慮し、蒐集したように思えます。
今回の展覧会では、山岡コレクションのうち、京都国立博物館と黒川古文化研究所に寄託している作品を中心に、約60点の明清絵画を展示します。山水画として鄭重 (ていじゅう、明) の《山水画冊》、趙珣 (ちょうじゅん、明) の《双松図》、陸㬙 (りくい、清) の《山水図》、花鳥画として、陳嘉言 (ちんかげん、明) の 《花卉図冊》、胡湄 (こび、清) の《花鳥図》、そして風俗画、張翬 ちょうき、明) の《雪中売魚図》、さらに人物画、康濤 (こうとう、清) の《桐陰仕女図》など、知られざる逸品が一堂に会します。この機会に、明清絵画の多彩な魅力を味わっていただければ幸いです。
イベント情報
◎講演会「明清画との出会いと私のコレクション」山岡泰造氏 (美術史家)
10月13日(日) 13:30~15:00 笠岡市立竹喬美術館視聴覚室
聴講無料(入館料が必要) 要申込(0865-63-3967)
◎学芸員によるギャラリートーク
10月20日(日)、11月9日(土)、12月1日(日) 13:30~14:30
聴講無料(入館料が必要) 申込不要
◎お茶会 笠岡茶道連盟主催
11月23日(土) 10:00~16:00 茶席券300円(別途入館料が必要)
ホームページ
http://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/30/min.html
会場住所
〒714-0087
岡山県笠岡市六番町1-17
交通案内
山陽自動車道 笠岡I.C.から 15分

JR山陽本線 笠岡駅から
・タクシー 5分

・徒歩 25分

・笠岡駅前4番のりば
神島(こうのしま)循環 / 乗時(のりとき)行き / 美の浜(みのはま)行き
「市民会館・竹喬美術館前」下車すぐ
所用5分・150円
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
岡山県笠岡市六番町1-17
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索