タイトル等
開館15周年記念
重要文化財「正行寺」
よみがえった襖絵展
白銀の江戸障壁画、黄金に輝く。
会場
北海道立釧路芸術館
会期
2013-10-03~2013-11-27
休催日
毎週月曜日(ただし10月14日、11月4日、25日は開館)、10月15日(火)
開催時間
午前9時30分~午後5時
毎週金曜日・土曜日は午後6時まで
観覧料
一般600(500)円、高大生300(200)円、小中生100(50)円
( )内は、10名以上の団体、親子、リピーター料金
*障がい者手帳等を提示の方は無料 *親子料金=高校生以下の子とその親
*リピーター料金=当館の展覧会チケット半券を提示の方
*釧路、根室管内在住の小・中・高生は無料(釧路芸術館ボランティアの会SOA平成25年度招待事業)
主催者
北海道立釧路芸術館、真宗大谷派 正行寺
協賛・協力等
共催:厚岸町、厚岸町教育委員会
後援:真宗大谷派、北海道新聞釧路支社、釧路新聞社、NHK釧路放送局、FMくしろ
協力:大谷大学博物館、(公財)文化財建造物保存技術協会、㈱アイチケン、大友建設
協賛:道立釧路芸術館ポポ&ももの会、釧路芸術館ボランティアの会SOA
概要
厚岸町の「正行寺 (しょうぎょうじ) 本堂」は、江戸時代・寛政末から享和年間に現在の新潟県糸魚川市に満長寺本堂として建立され、その約百十年後の明治四三 (一九一〇) 年に現在地に移築されました。本堂は白木造りの建物で、内陣は極彩色の柱や梁 (はり) をはじめ、牡丹 (ぼたん) の透彫 (すかしぼ) りが施された欄間 (らんま)、十六菊花紋が描かれた格子天井などを備え、豪華さと格調の高さを誇っています。
一九九二年、建造物として道東では初めて国の重要文化財に指定され、二〇〇六年からは、三ヵ年にわたって大規模な保存修理工事が行われました。その際、銀箔の上に梨子地漆 (なしじうるし) をかける「白檀塗 (びゃくだんぬり)」の技法によって描かれた創建当初の《松鶴図襖》 (二組) の復元模写が、日本画家・馬場良治氏によって制作されました。「白檀塗」による紙の襖は現在のところ類例が知られていない希なもので、かつての黄金の輝きがよみがえった襖は、華麗なる江戸時代の障壁画の様式を今日に伝えています。
本展では、復元された襖絵と、伝世の襖絵を比較展示し「白檀塗」の技法に光を当てるとともに、馬場良治氏の日本画もあわせて展覧します。また、正行寺伝来の数々の貴重な資料、および本堂の内観や外観を撮影した写真作品等によって、移築から百年余にわたる歴史や近世社寺建築がたたえる美の世界など、その魅力を総合的に紹介します。

※文化プロジェクト=本展は、文化庁による国庫補助保存修理事業 (平成一八―二十年) の成果の一部を展覧するものです。
イベント情報
●講演会「文化財における職人と技」
日時:10月27日(日) 14:00~
講師:馬場良治氏 (日本画家、修復家)
会場:当館アートホール (聴講無料)

●ギャラリー・トーク
「正行寺の襖絵と近世寺院建築の美」
日時:10月13日、11月10日
(いずれも日曜日) 14:00~
講師:光岡幸治 (当館学芸課長)
会場:当館展示室 (要・観覧券)
会場住所
〒085-0017
北海道釧路市幸町4-1-5
交通案内
・JR釧路駅より 徒歩約15分 (南へ約1.2km)
・くしろバス:「十字街」「十字街7丁目」停留所下車 徒歩3~5分
・釧路空港より市内行き連絡バス 約50分→「フィッシャーマンズワーフMOO」下車 徒歩約2分
ホームページ
https://www.kushiro-artmu.jp
北海道釧路市幸町4-1-5
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