一般1,000円(800円), 高大生400円(300円), 小中生300円(200円), 敬老割500円
※( )内は一般前売及び20名以上の団体料金, 親子料金(小中生と保護者が入館する場合は団体料金を適用), 敬老割は呉市在住の70歳以上(要証明書)
■前売場所/ひろしま夢ぷらざ, 電子チケットぴあPコード:765-547(福屋広島駅前店7F, エディオン広島本展8F, アルパーク天満屋西棟3F, セブンイレブン, サークルK・サンクス), ローソンチケットLコード:64070, 広島・呉の主な画材店, 呉市文化ホールなど
着物でご来場の方は前売り料金でご入館いただけます。
今から100年も前, 近代国家を目指して走り続けた明治に続いて大正という時代を迎えました。短い時代でしたが, 比較的平和で人々は新しい文化と生活を楽しみました。なかでも女性の社会参加や生き方をめぐる意識の変化が多方面で見られました。街には断髪, 洋装姿で時代の先端を行く「モダンガール」が人々の目を奪い, 都市風俗の象徴的な存在となって雑誌や新聞紙面を賑やかに飾ります。これらの出版物には表紙や挿絵を描く画家が次々と誕生し, そのあふれる才能は民衆を魅了しました。
そのなかで竹久夢二と高畠華宵は大変な人気スターでした。竹久夢二の美人画は大きな瞳に長いまつ毛, 体をくねらせた姿勢は儚げで女性の心の内側までも描写し同時代の女性の強い共感を得ました。高畠華宵は時のファッションリーダー「モダンガール」や清楚な少女, 凛々しい少年を時代の風潮や流行を敏感に取り込みながら描き出し, 共に一世を風靡した抒情画家です。
本展では, 竹久夢二・高畠華宵を中心に蕗谷虹児, 中原淳一, 橘小夢, 鏑木清方, 伊東深水など大正から昭和初期に活躍した画家たちの日本画や版画, 絵はがき, 楽譜, 装丁本など約250点を展示します。
「大正ロマン」に続く「昭和モダン」―懐かしくも, どこか新しく色褪せない世界をお楽しみください。