タイトル等
百面のかたち 橋岡一路 能面の心と技
One Hundred Noh Masks by Kazumichi Hashioka - the Spirit and the Technique
会場
渋谷区立松濤美術館
会期
2002-05-28~2002-07-07
休催日
月曜日
観覧料
一般 300(240)円
小中学生 100(80)円
※( )内は10名以上の団体料金
※65歳以上の方および障害者の方は無料
※毎週土曜日は小中学生無料
主催者
渋谷区立松涛美術館
概要
『風姿花伝』を著した世阿弥と父観阿弥、室町時代初期にこの父子によって大成され、六百年をへて現代に受け継がれてきた日本の能。深い精神性をもち、厳粛ななかに神秘的な幽玄といわれる独特の美意識につらぬかれています。老松と若竹を配した能舞台の凛とした空間性、唐織りの装束の華麗さ、舞や謡曲の優雅さ、能には豊穣な世界を醸し出すさまざまな要素が緊密な関係を生みだしています。
そして能面こそは、もっとも象徴的な存在です。「中間表情」にその特色があるといわれる能面は、能楽師に着けられたとき命を宿し血が通い、真の美しさとともに能の魂があらわれます。神の化身である《翁》、可憐優美な若い女性の《小面》、嫉妬による憤怒をあらわす《般若》、眼窩のくぼんだ死相のただよう《痩男》、緊迫感あふれる鬼神をあらわす《こべしめ》、気品に満ちた青年貴公子《中将》、狂乱する年老いた女性《深井》など。古くから伝わる多彩な面は名だたる能面師が生みだした名品であり、かけがえのない私たちの宝として永く後世に伝えられてきました。
現代の能面師橋岡一路は、卓越した技量をそなえ、能が伝えてきた心を刻んできました。完成された能面の“かたち”と一点もゆるがせにできない写しの“かたち”、名品と言われてきた多くの能面を今日に甦らせたのです。本面の素晴らしさを移し刻むことによって、これから先、何百年も生きる面を打つことが宿命である、と橋岡氏は言います。
本展は作者にとって百面の記念となるものであり、生涯の区切りとなる展覧会です。鮮やかな絵模様の扇や謡本、唐織の装束などをあわせて展示し、華麗なる幽玄美をたたえる能の世界を堪能いただけることでしょう。
ホームページ
http://www.shoto-museum.jp/
展覧会問合せ先
Tel.03-3465-9421
会場住所
〒150-0046
東京都渋谷区松濤2-14-14
交通案内
[電車]
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分

JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分

[バス]
ハチ公バス
「松濤美術館入口」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)
「東大前」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)

東急バス
渋55「東大前」下車 徒歩2分

京王バス
渋60・61「東大前」下車 徒歩2分
渋60・61「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

都営バス
渋66「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

※駐車場はございません。
ホームページ
https://shoto-museum.jp/
東京都渋谷区松濤2-14-14
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