1999年6月、ナント市と新潟市との間で交流協定が結ばれました。新潟市美術館では、この協定をもとに、ナント美術館の所蔵品によって、ヨーロッパの文化を広く紹介するとともに、あわせてナント市の歴史、文化も紹介する展覧会を開催します。
フランス西部の古都、ナント市の中心部にたたずむナント美術館は、ナポレオン・ボナパルトによって1800年に創設された15の地方美術館のひとつで、フランス地方美術館のなかでも屈指の歴史と伝統を誇っています。そのコレクションは、13世紀のイタリア絵画から始まり、フランドル絵画、充実した19世紀のフランス美術、さらに20世紀美術にまで及び、その収蔵品は多彩です。
この展覧会では、「人物(肖像)」「風景」「静物」という親しみやすい3つのテーマに添って、17世紀から現代までの、絵画83点と映像作品1点を展示します。