長谷川勝三郎氏は、鹿沼市が文化拠点として川上澄生美術館を計画した際には、2000点を超える最高の川上澄生コレクションを郷里の為にと提供し、開館後は名誉館長として蒐集の拡大や管理運営への助言など大きな功績を残されました。今企画展では、昨年亡くなられた長谷川勝三郎氏を偲び、代表作「初夏の風」を含む川上澄生作品約100点を展示いたします。また、長谷川氏は川上澄生のみならず、多くの版画家の作品を蒐められました。今回は氏が蒐集された諸作家、棟方志功や竹久夢二などの作品も一堂に展示し、その偉業をご紹介いたします。