タイトル等
雪村 戦国時代のスーパー・エキセントリック
会場
渋谷区立松濤美術館
会期
2002-04-02~2002-05-12
休催日
月曜日(祝日の場合は翌日)、4/8・15・22・30、5/7
観覧料
一般 300(240)円
小中学生 100(80)円
※( )内は10名以上の団体料金
※65歳以上の方および障害者の方は無料
※毎週土曜日は小中学生無料
主催者
渋谷区立松濤美術館
概要
雪村(せっそん)という画家の名前を聞いて、その絵をすぐにイメージできる人が、どれぐらいいるでしょうか。もちろん、日本美術史の専門家や、古美術に詳しい人なら、いくつかの絵が思い浮かぶでしょう。おぼろげな人物像も、ご存じかもしれません。でも、はっきり言っておきます。この展覧会は、雪村の「せ」の字もご存じない人たちにこそ、見てもらいたい。ともかく、400年以上前に、こんなに面白い絵を描いて、それがたくさん伝えられているんだから、まずは見てみませんか―そんな気持ちで企画しました。もちろん、よくご存じの方にも見てもらいたいのですが…。
雪村は、16世紀、京都を遠く離れた東国に住んでいました。生没年すらわかりませんが、1500年ごろに生まれて、茨城、福島を中心に、各地を転々としたようです。世はまさに戦国時代。80余歳まで長生きして、織田信長と同じころに亡くなったと思われます。
同時代の画家に比べて、雪村の絵は驚異的にたくさん残っています。現在、200点近くもあるでしょうか。京都の画家の絵は、その多くが戦乱で焼けてしまいました。雪村は田舎に住んで、名もない人々に与えたものも多かったので、こんなに残ったかもしれません。この展覧会には、そのうち80点余を集めました。美術館や博物館からお借りした、すでに定評のあるもの。熱心な個人所蔵家からお借りした、未公開のもの。さらに、アメリカの美術館に収蔵されているいくつかの大作も、久々に里帰りします。
風の中に立ちつくす仙人や羅漢の姿には、雪村の生き方が投影されているでしょう。めまいがするような山水の景観には、雪村の頭の中のビジョンが映し込まれているでしょう。好んで描いた野菜や果物は、きっと食べたに違いない…私はそんなふうに考えていますが、どうぞ、展覧会で絵そのものと対面して、みなさん、勝手にこの画家のことをイメージしてください。面白いと思いますよ。
(本展監修者・明治学院大学教授 山下裕二)
ホームページ
http://www.shoto-museum.jp/
展覧会問合せ先
Tel.03-3465-9421
会場住所
〒150-0046
東京都渋谷区松濤2-14-14
交通案内
[電車]
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分

JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分

[バス]
ハチ公バス
「松濤美術館入口」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)
「東大前」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)

東急バス
渋55「東大前」下車 徒歩2分

京王バス
渋60・61「東大前」下車 徒歩2分
渋60・61「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

都営バス
渋66「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

※駐車場はございません。
ホームページ
https://shoto-museum.jp/
東京都渋谷区松濤2-14-14
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