昨年12月にご逝去された上原欽二氏を偲び、コレクションの中から上原氏の作品を展示します。
上原氏(1915‐2001年)は、岡崎市康生町に生まれました。1940年愛知県岡崎市師範学校専攻科を卒業後、教員となり、1943年には春陽展に初入選、以後同展や写実画壇展を中心に中部洋画壇のリーダーとして活躍しつづけました。
本展では、初期の風景画にはじまり、1950年代末より自己の精神性を投影し描きつづけた「ひまわりシリーズ」、そして琵琶湖の「葦シリーズ」に至る近作など、約10点をご紹介し上原氏の画業を振り返ります。