タイトル等
没後10年 人間国宝
松井康成展
練上技法による魅惑の陶芸
会場
ニューオータニ美術館
会期
2013-07-13~2013-09-23
休催日
月曜日 (但し7/15、9/16、9/23は開館、7/16、9/17は休館)
開催時間
午前10時~午後6時
入館は午後5時30分まで
観覧料
一般¥800、高・大生¥500、小・中生¥300
・宿泊客無料 ・20名以上の団体は各¥100割引
主催者
ニューオータニ美術館
協賛・協力等
協力:茨城県陶芸美術館
概要
近代陶芸の巨匠・松井康成は1927年 (昭和2) 長野県に生まれました。1944年 (昭和19) 戦時疎開のために茨城県笠間に移住し、1960年 (昭和35) 自ら住職を務める月崇寺 (げっそうじ) 境内の窯を復興して、以後約10年間、中国、朝鮮、日本の古陶磁の技法を研究しました。その後、中国宋代の磁州窯の流れを汲む練上の技法に絞った創作活動を始め、その美を追求していきます。「練上」は、種類の異なる土を組み合わせて模様を作る陶芸の技法のひとつですが、収縮率の違いから乾燥や焼成の段階で破損しやすく、高度な技術を要します。
1976年 (昭和51) にその特徴から生じるひび割れを意識的に装飾文様とした「嘯裂 (しょうれつ)」を発表、ロクロ成形の工程から発想の転換を得た独自の練上げ表現を生み出しました。以後「象裂 (しょうれつ)」、「破調練上 (はちょうねりあげ)」、「堆瓷 (ついじ)」、「風白地 (ふうはくじ)」、「晴白 (せいはく)」、「萃瓷 (すいじ)」と次々に練上技法を追求、晩年の「玻璃光 (はりこう)」に至るまで作風を変化させ続け、多様な質感と色彩溢れる斬新な練上の美の世界を展開しました。
そして1988年 (昭和63) に紫綬褒章、1993年 (平成5) に重要無形文化財保持者に認定されます。また、1993年 (平成5) 茨城県より特別功績者表彰、2000年 (平成12) 勲四等旭日小綬章を受章しました。
本展では、伝統技術を基盤とした創造性豊かな表現で現代陶芸史に足跡を残した松井康成の没後10周年を記念して、松井の全技法を茨城県陶芸美術館の所蔵作品を中心に、関連資料をあわせて紹介いたします。
イベント情報
【講演会】
「練上の系譜―康成から康陽へ」
講師: 松井康陽氏 (陶芸家、松井康成長男)
聞き手: 金子賢治氏 (茨城県陶芸美術館長)
日時: 9月7日(土) 午後2時~4時
会場: シリウスの間
料金: ¥500 *ご観覧には別途入館券が必要です
定員: 100名 要予約: 03-3221-4115
または museum@newotani.co.jp

【ワークショップ】
「練上技法に挑戦」軽量粘土を使用して練上技法に挑戦していただきます。
講師: 柳田高志氏 (茨城県陶芸美術館 首席学芸主事)
日時: 8月24日(土) 午後2時~4時
会場: ボードルーム
料金: ¥500 *ご観覧には別途入館券が必要です
定員: 20名 要予約: 03-3221-4115
または museum@newotani.co.jp

【ギャラリートーク】
8月3日(土) 午後2時~
当館学芸員
*予約不要、入館料のみ必要
ホームページ
http://www.newotani.co.jp/group/museum/exhibition/201307_matsui/index.html
会場住所
〒102-8578
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート6F
交通案内
東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附」駅D出口より徒歩約4分
有楽町線・南北線・半蔵門線「永田町」駅7番出口より徒歩約5分
ホームページ
http://www.newotani.co.jp/group/museum
東京都千代田区紀尾井町4-1  ニューオータニガーデンコート6F
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