新年の資生堂アートハウスは、水彩やパステル、版画やイラストレーションなど、さまざまな技法や描画材を用いて紙に表現された絵画による展覧会を開催いたします。
出品作家は、昭和期の具象画壇を代表する小磯良平や林 武、上村松篁などをはじめ、小村雪岱、加山又造などの日本画家、舟越 桂や辰野登恵子などの現代美術家、また、マリー・ローランサンやパブロ・ピカソなどの海外作家を含めた18名。出品点数は40余点を予定しています。モチーフも人物をはじめ、静物や風景、抽象表現までヴァリエーションに富んだ内容です。
本展を構成する版画やドローイング(線描または、木炭、ペン、水彩などによる絵画)は、油彩や日本画などと比較して簡便な絵画技法として受け取られることがままありますが、実際にはそれぞれが独自の魅力に満ちた表現世界を創り上げています。
さまざまな個性が共鳴し合う会場でお気に入りの一点を見つけていただくと共に、作家たちの新しい一面を発見していただければ幸いです。