島根県津和野町出身の森鴎外は、一般に文学者として有名ですが、帝室博物館総長、文展審査員をつとめるなど、明治・大正期の美術に大きな影響を及ぼした美術評論家でもありました。島根県が石見地方の芸術文化の拠点施設として益田市に整備をすすめている「島根県芸術文化センター(仮称)」では、この森鴎外にゆかりのある作品の収集を、収集方針の一つとして、コレクションを形成しています。
今回は、島根県芸術文化センターの新コレクションを中心に、森鴎外ゆかりの日本画家の横山大観、山元春挙や、洋画家の藤島武二、大下藤次郎、川村清雄、五百城文哉(いおきぶんさい)の他、島根県芸術文化センター(仮称)が整備される石見地方ゆかりの画家、香月泰男、橋本明治、石本正、西晴雲等、日本画洋画あわせて約30点を展覧いたします。