タイトル等
篤姫、徳川慶喜を描いたサムライ油絵師
維新の洋画家
川村清雄
フランスへ渡った傑作《建国》、はじめての里帰り
会場
静岡県立美術館
会期
2013-02-09~2013-03-27
休催日
毎週月曜日 <2月11日(月・祝)は開館し、12日(火)休館> ※2013年3月までロダン館は休館
開催時間
午前10時~午後5時30分
入室は午後5時まで
観覧料
一般900円(700円) / 70才以上400円(300円) /大学生以下無料
※( )内は前売・団体料金。※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料。※収蔵品展も併せてご覧いただけます。
主催者
静岡県立美術館、読売新聞社、静岡第一テレビ
協賛・協力等
[後援]フランス大使館、明治美術学会
概要
近代日本美術の知られざる先駆者・川村清雄(かわむらきよお)(1852─1934)──近年とみに評価が高まっている幻の洋画家です。
本展は、今回はじめてフランス・オルセー美術館から里帰りを果たす晩年の傑作《建国》や、勝海舟(かつかいしゅう)に捧げられた《形見の直垂(ひたたれ)(虫干)》をはじめとする代表作や初公開作品を含む約100点の絵画が一堂に会する最大規模の回顧展です。
清雄は黒船来航前夜の江戸に、旗本の子として生まれました。明治4年という極めて早い時期に徳川家の援助を得て留学、ヴェネツィア美術学校で優秀な成績を収めます。しかし、帰国した清雄を待っていたのは、フランス美術の強い影響に染まりゆく日本洋画壇でした。清雄の修めたイタリア伝統の油彩画法は時流に容れられず、やがて清雄も画壇に背を向けることとなります。
その後の清雄は、勝海舟や徳川家達(いえさと)など良き理解者の庇護のもと、日本人独自の油絵を生涯にわたって追究し続けます。それは、明治維新に始まる伝統文化の解体・再編の潮流の中で、日本人の美の拠り所を死守しようとする孤独な闘いでもありました。
また、本展では、清雄が守り伝えてきた幕臣川村家資料を中心とする歴史資料約100点を集結し、幕末から明治・大正・昭和へと続く激動の近代史を生きた清雄の人生を立体的に描き出します。美術愛好家のみならず、歴史ファンにも見逃せない機会となることでしょう。

(会期中、展示替えがあります。展示期間は都合により変更になる場合があります。)
イベント情報
特別講演会「素顔の川村清雄」
[日時]2013年2月23日(土) 14:00~15:30 [会場]当館講座室
[講師]丹尾安典氏(早稲田大学教授) ※申込不要・先着順・無料

美術講座「川村清雄とその時代」
[日時]2013年3月3日(日) 14:00~15:30 [会場]当館講座室
[講師]村上 敬(当館上席学芸員) ※申込不要・先着順・無料

学芸員によるフロアレクチャー(作品解説)
[日時]2013年2月11日(月・祝)、17日(日)、
3月9日(土)、10日(日)、16日(土) 14:00~14:30
[会場]2階展示室 ※集合場所:企画展第1展示室(申込不要、観覧料が必要です。)
展示替え情報
会期中、展示替えがあります。展示期間は都合により変更になる場合があります。
ホームページ
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2012/06.php
会場住所
〒422-8002
静岡県静岡市駿河区谷田53-2
交通案内
●JR「草薙駅」から静鉄バス「県立美術館行き」で約6分(料金100円・20~30分間隔)
●JR「静岡駅」南口からタクシーで約20分、または北口から静鉄バスで約30分
●JR「東静岡駅」南口からタクシーで約15分、または静鉄バスで約20分
●静鉄「県立美術館前駅」から徒歩約15分、または静鉄バスで約3分
●東名高速道路・静岡IC、清水IC、又は新東名高速道路・新静岡ICから車で約25分
ホームページ
https://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp
会場問合せ先
◎教務課Tel.054-263-5755 ◎学芸課Tel.054-263-5857 ◎テレフォン・サービスTel.054-262-3737
静岡県静岡市駿河区谷田53-2
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