末森(現羽咋郡押水町)の合戦は、豊臣秀吉と徳川家康が天下の覇権をめぐって戦った小牧・長久手の合戦と連動して、秀吉方の前田利家が家康方の佐々成政と、天正12年(1584)9月9日から11日にかけて末森城の攻防をめぐり激しく戦ったものです。この合戦の勝利により、前田利家は北陸における地位を不動のものとしました。今回は前田家に伝来した末森の合戦に関する文化財、資料17点を展示します。
●主な展示作品
末森合戦図絵巻(川邉御楯 画 明治33年)
末森城模型(江戸時代 17~18世紀)
石目筒(桃山時代 16世紀)