タイトル等
足利の富士山信仰
―隠された立体富士曼荼羅―
会場
足利市立美術館
会期
2012-09-08~2012-10-28
休催日
月曜日(ただし9月17日、10月8日は開館)、9月18日(火)、10月9日(火)
開催時間
午前10時~午後6時
入館は午後5時30分まで
観覧料
一般600円(480円) 高校・大学生400円(320円) 中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
*同時開催の「木下晋展―祈りの心―」もご覧になれます。*障がい者手帳をお持ちの方は、観覧料が免除になります。
*「いきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です。
(住所・年齢を証明できるものをご提示ください)
*第3日曜日「家庭の日」(9月16日、10月21日)は、中学生以下のお子様を同伴のご家族は無料となります。
主催者
足利市立美術館
協賛・協力等
協力/足利民俗セミナリー、足利絵馬の会、緑がおいしい北の郷探偵団
(財)足利市みどりと文化・スポーツ財団、東武鉄道(株)
後援/足利市文化財愛護協会
概要
富士山信仰は江戸時代、長谷川角行(一五四一-一六四六)の登場により新たな局面を迎えました。民衆宗教としての富士講の発生です。足利においても田中町の浅間山の初山参りや麦藁竜の頒布など、富士講の習俗が根付きました。さらに足利市北郷地区には江戸時代、富士山信仰の拠点であったことを示す貴重な史料が複数伝わっています。なかでも富士山信仰を描いた絵馬では県内最古の《家族参詣図》(一八六〇年)や木製の《赤富士御影》は特筆に価します。当地には、角行が壮年期と最晩年の二回にわたり滞在し、富士山信仰を広めたという伝承もあり、三ヶ所に富士山を祀る仙元神社があります。富士講は次第に秘教化し、幕府による弾圧もありましたが、三社の仙元神社は立体曼茶羅というべき構成をなし、講中の祈りとくらしを支えてきました。
本展は、北郷地区をはじめ足利に伝わる富士山信仰を足利民俗セミナリー、足利絵馬の会の協力により紹介するものです。足利と富士を結ぶ隠された祈りの歴史を紐解き、現代に脈打つ信仰を紹介いたします。
なお、雲上の浄土と称される足利の浄因寺でこのたび発見されました行道山みくじを特別出品いたします。
イベント情報
[関連プログラム]
①中島太郎ワークショップ「足利の富士山信仰―浅間山(せんげんやま)を歩く」
足利の富士講にまつわるお話を伺い、「ぺたんこ祭り」で知られ足利富士といわれる「男浅間(おとこせんげん)」「女浅間(おんなせんげん)」を歩きます。
講師:中島太郎氏(足利民俗セミナリー)
日時:9月22日(土)午後1時~
場所:足利市立美術館多目的ホールおよび屋外
参加費:300円
定員:20名(小学校高学年以上)
*参加ご希望の方は、電話(0284-43-3131)にて事前にお申し込みください。
定員になり次第締め切らせていただきます。
*参加される方は、当日開始時刻に足利市立美術館多目的ホールへおいでください。
*カメラを持参された方には、当館学芸員が写真指導をいたします。
*荒天時の振替日につきましては美術館までお問い合わせください。

②足利民俗セミナリーによるギャラリートーク
日時:9月9日(日)、10月27日(土) 午後2時より
※参加ご希望の方は当日午後2時に美術館入口受付までお集まりください。
※参加は無料ですが、観覧料(高校生以上)が必要です。
会場住所
〒326-0814
栃木県足利市通2-14-7
交通案内
電車:
JR両毛線「足利駅」・東武伊勢崎線「足利市駅」下車 徒歩10分
バス:
足利市生活路線バス「美術館前」下車
車:
北関東自動車道「足利I.C.」より15分、「太田・桐生I.C.」より20分
東北自動車道「佐野・藤岡I.C.」より40分
ホームページ
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
栃木県足利市通2-14-7
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