タイトル等
企画展
手のなかの空
奈良原一高1954-2004
軍艦島からはじまった 写真家の軌跡をたどる
会場
長崎県美術館
企画展示室
会期
2013-01-02~2013-02-15
1月2日(水)・3日(木)は入場無料18:00閉館
休催日
1月15日|火|、28日|月|、2月12日|火|
開催時間
10:00~20:00
最終日18:00まで ※最終入場は閉場30分前
観覧料
一般 1,000(900)円、大学生・70歳以上 800(700)円、高校生 600(500)円、中学生以下無料
※( )は前売または15名以上の団体料金
※障害者手帳保持者および介護者1名は5割減額。
※期間中、本展観覧券で美術館コレクション展(常設展示室)に入場可。
※美術館コレクション展のチケットおよび年間パスポートをお持ちの方は差額料金。
※前売券は、チケットぴあ(Pコード765-439)[浜屋プレイガイド、みらい長崎ココウォーク、セブン-イレブン]、ローソンチケット(Lコード82554)、S東美、メトロ書店本店、くさの書店(西友道ノ尾店)、紀伊國屋書店長崎店(夢彩都内)、長崎ダイヤモンドスタッフ他の取扱店で販売。
主催者
長崎県、長崎県美術館、日本経済新聞社
協賛・協力等
|共 催|長崎新聞社
|後 援|長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、NBC長崎放送、KTNテレビ長崎、NCC長崎文化放送、NIB長崎国際テレビ、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
|企画協力|島根県立美術館
|助 成|芸術文化振興基金
概要
1956年、個展「人間の土地」により、それまで全く無名だった青年が、一人の写真家として日本写真史上に確固たる地位を築いた。早稲田大学大学院在学中であった奈良原一高(1931- )である。このシリーズは長崎沖の軍艦島と溶岩に埋もれた桜島・黒神村に取材し、外界から隔絶された極限状況の中で人間が生きることの実存的な意味を問いかけ、発表と同時に大きな反響を呼んだ。
福岡県に生まれた奈良原は、父親の転勤により、3歳から6歳までを長崎市内で過ごしている。。戦前の国際貿易港・長崎の町並みや華やかな生活は、少年時代の奈良原の眼に色彩豊かな世界として映り、色彩感覚と、後にパリやニューヨークで活躍することとなる異国への関心の基をつくったと自身回顧している。
もともとは大学院で美術史を志していたが、「人間の土地」により制作者へと大きく方向転換することになり、続く個展「王国」(1958)で、心理的な極限状況といえる修道僧と女囚の世界へと分け入り、日本写真批評家協会新人賞を受賞した。そして翌年、東松照明・細江英公・川田喜久治・佐藤明・丹野章と、写真家によるセルフ・エージェンシー「VIVO」を結成、その新鮮な映像感覚によって、日本の写真表現を塗り替えていく。その後、3年間のヨーロッパ滞在の成果を纏めた写真集『ヨーロッパ・静止した時間』(1967)で、日本写真批評家協会作家賞、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞を受賞。2冊目の写真集『スペイン・偉大なる午後』(1969)では、大学院時代にスペイン美術史を専攻していた奈良原のスペインに対する強烈な憧憬が反映し、珠玉のシリーズとなった。
奈良原は、自らの身を置く「場」を移しながら、そこに生きる人間の生命力を、巨視的な視野で捉え、極めて独創的で詩情豊かな映像を生み出し、国際的な評価を得た。この展覧会では、作品約500点で奈良原一高の写真の全貌に迫り、とりわけその核を形成した50~60年代に焦点を当て、魅力の本質を探る。
イベント情報
講演会「軍艦島―奈良原―高の原点」
日時| 1月13日(日) 14:00~15:30(開場13:30)
講師| 蔦谷典子 (島根県立美術館学芸グループ課長/本展企画者)
会場| 講座室 定員| 先着60名
料金| 無料(要本展観覧券)

学芸員によるギャラリートーク
日時| 1月20日(日)、27日(日)、2月10日(日)
14:00~
会場| 企画展示室
料金| 無料(要本展観覧券)

ワークショップ「空のある風景を撮ろう」(事前申込制)
日程| 2月2日(土)、3日(日) ※2日連続
時間| ①2日・3日10:00~12:00 ②2日10:00~12:00、3日13:00~15:00
講師| 山﨑弘之(写真家) 会場| アトリエ 対象| 親子/各5組
参加費| 1組500円+本展観覧料 応募締切| 1月10日(木)必着
◎アナログカメラ独特の面白さと、白黒フィルムの魅力が楽しめるワークショップです。現像も自分で行います。

| ワークショップ申込方法 |
①希望する日時の番号 ②参加者全員の氏名(ふりがな) ③年齢 ④〒 ⑤住所 ⑥電話番号を明記の上、FAX、ハガキ、Eメールのいずれかの方法でお申込下さい。
宛先/〒850-0862 長崎市出島町2-1
長崎県美術館
「奈良原一高展ワークショップ」係
FAX:095-833-2115
Eメール:workshop-01@nagasaki-museum.jp
※応募多数の場合は抽選となります。結果は参加の可否にかかわらずハガキにてお知らせしますので、実施日1週間前までに通知が届かない場合は、美術館までお問い合せください。
ホームページ
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/naraharaikko_01.html
会場住所
〒850-0862
長崎県長崎市出島町2-1
交通案内
路面電車
○出島電停 徒歩3分
○市民病院前電停 徒歩2分

バス
○長崎新地ターミナルバス停 (空港リムジンバス、高速バス含む※) 徒歩5分
○大波止バス停 (空港リムジンバス、高速バス含む※) 徒歩8分
○長崎県美術館バス停(土日祝のみ運行。)

JR
○JR長崎駅 徒歩15分

フェリー
○長崎港大波止ターミナル 徒歩10分


○長崎自動車道・長崎ICより 長崎出島道路経由 5分

※ 空港リムジンバス・高速バスは、出島道路経由など一部の便が停車します。高速バスは、大波止バス停のみ停車する便もあります。詳しくは各交通機関へお問合せください。
ホームページ
https://www.nagasaki-museum.jp/
長崎県長崎市出島町2-1
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