タイトル等
松江泰治「jp0205」
会場
TARO NASU
会期
2012-08-31~2012-09-21
休催日
日月祝
開催時間
11:00~19:00
概要
松江泰治は世界各地の「風景」を「地表」として捉えた写真作品を発表してきました。

大都市、人の気配のない砂漠、森林・・・世界中を大判カメラとともに回り、「地球の表面のサンプルを収集する」というテーマのもと、一貫したスタイルで撮影を続けてきました。そのストイックな姿勢はしばしば「地名の収集」とも言及され、独特のスタイルとして認知されています。2006年「JP-22」展にて万を持してカラー作品を展示発表、従来の松江泰治作品がもっていたモノクロのイメージをくつがえす鮮やかな色彩でアート界に衝撃を与えました。2010年の個展では、松江自身が「動く写真」とも呼ぶビデオ作品を発表、写真と映像の境界線のあり方を問題提起しています。
松江にとって、写真の面白さとはテクノロジーの進化とともに常に変化していくこと。デジタル時代のなかで新技術とどう向き合うかを模索してこそ、写真の新しい可能性を問いかけることができる、と松江は語ります。そして松江はこれまでもその回答を自らの作品によって明らかにしてきました。

本個展は新作シリーズ「JP-02」「JP-05」約30点からなるカラー写真の展示で構成されます。「JP-02」は青森県を、「JP-05」は秋田県を示す国際標準化機構ISO3166-2コードです。空撮によって日本の地表を写すこのJPシリーズは、静岡県を撮影した「JP-22」(2006年に発表、同年写真集『JP-22』刊行)以来、松江がライフワークとして挑戦している「日本の地名の収集」行為でもあります。

記号的なイメージとして抽出された日本の「表面」は、私達の足下に広がる大地についての新しい知覚を呈示してくれるはずです。
イベント情報
*Reception for the Artist: 2012年8月31日(金)18:00-20:00
ホームページ
http://www.taronasugallery.com/exh/exh_forth.html
会場住所
〒101-0031
東京都千代田区東神田1-2-11
交通案内
都営新宿線「馬喰横山駅」A1出口より徒歩2分
JR横須賀選・総武線快速「馬喰町駅」西口2番出口より徒歩2分
日比谷線「小伝馬町駅」2番・4番出口より徒歩6分
JR総武線各駅停車「浅草橋駅」西口より徒歩8分
ホームページ
https://www.taronasugallery.com/
東京都千代田区東神田1-2-11
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索