緑いっぱいの公園にベンチがひとつ。あれ?お気に入りのこの場所に、今日は小鳥が来ています。
野原と青空いっぱいの絵、そしてリズミカルな文体が印象的な、さわやかな出会いと心温まるストーリー。
1972年に出版された絵本「ぼくのべんちにしろいとり」は、ジェイクがはじめて登場する絵本でもあり、葉祥明の40年前のデビュー作でもあります。葉祥明は、絵の勉強をするためにアメリカに渡ります。そのときに訪れたサンフランシスコの公園での出来事をモチーフにして、帰国後、初めての絵本を描きました。
優しさと勇気。弱きもの、傷ついたものへの思いやり。そして環境破壊への憂いが静かに謳われ、40年後の葉祥明につながる作品の原点がこの一冊に詰まっています。
英語・フランス語・スウェーデン語に翻訳され、国際版絵本としても広く愛された名作。
葉祥明のオリジナルキャラクターとして登場し、葉祥明の分身ともいえるジェイクの活躍をご覧下さい。