" 土門拳は、昭和49年に出版した写真集『日本名匠伝』のなかで、自ら16人の「名匠」を選び、「全員に共通するのは、彼らの志向するものが、常に単純明快で直線的である。いささかの迷いもない。自分の演ずるところに一分の隙もなく、また油断もなく、ただ一直線にその演ずるところに邁往する、その瞬間で彼らの芸が充実するのをぼくたちは見ることが出来るのである。」と書いています。
パート1の今回はその中から「勅使河原蒼風(華道家)」「升田幸三(将棋棋士)」「水谷八重子 初代(女優)」「川端康成(小説家)」「棟方志功(板画家)」「松永安左衛門(財界人、茶人)」「中村歌右衛門 六代目(歌舞伎俳優)」「黒田辰秋(木工芸家)」の8人をとらえた写真を展示いたします。
いわば""17人目の名匠""土門拳の写した写真から、今は亡き""名匠""たちの姿がよみがえります。"