タイトル等
特別企画展
明清の美術
―爛熟の中国文化―
会場
大和文華館
会期
2012-08-18~2012-09-30
休催日
毎週月曜日(ただし9月17日<祝>は開館し、翌18日<火>が休館)
開催時間
午前10時~午後5時
入館は午後4時まで
観覧料
一般600円 高校・大学生400円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※身障者手帳等ご提示により本人と同伴者1名2割引
概要
中国の明清時代、16世紀から18世紀にかけて、蘇州・南京・揚州など江南の諸都市では、商工業の発展を背景に華やかな都市文化が栄えました。都会にはさまざまなものや情報、そして人が集まります。経済の活性化にともなって人々の生活は豊かになり、絵画や工芸品を楽しむ社会階層は広がっていきました。俗を避けることを標榜する文人たちもこのような美術市場の発展と無縁ではありません。彼らは都市を舞台に活躍し、生活をとりまく嗜好品・贅沢品の趣味を洗練させていきました。この時代の美術には、長大な伝統を継承しつつ、時代の好みに合わせてそれを創造的に発展させる活気が満ちています。そこには、古代への尊崇の念と新奇なものへの興味の並存が見られるのです。
この展観では、彩色の美しさと吉祥的意味合いによって広い階層に愛された花鳥画、古画学習への意欲がうかがえる故事人物画・仕女風俗画、新しく中国に流人した西洋画法を貪欲に吸収した宮廷内外の作例などを通じて、都市の華やかな生活を謳歌する活気に満ちた明清美術の魅力を紹介します。同時に、当時の文人たちが、墨のかすれやにじみ、緩急を付けた筆の運びの中に独自の美意識を追求した山水画・花卉雑画や、彼らの肖像、こだわりの文房具などを展示します。都市の華やぎと筆墨のたのしみという、一見対照的に見えて、実は互いに深く関わり合っている2つの美の世界をお楽しみください。
イベント情報
列品解説
毎週土曜日 午後2時から(当館学芸部による)

特別講演 9月23日(日)午後2時から講堂にて
「明清花鳥画の展開を探る―呂紀画風を中心に―」
黒川古文化研究所研究員 竹浪 遠氏

講座 美術の窓 9月9日(日)午後2時から講堂にて
「大和と浮世絵」当館館長 浅野秀剛

日曜美術講座 8月26日(日)午後2時から講堂にて
「仇英筆『桃李園金谷園図』と中国の庭園文化」
当館学芸員 植松瑞希
会場住所
〒631-0034
奈良県奈良市学園南1-11-6
交通案内
近鉄奈良線 学園前駅下車、南出口より徒歩7分、無料駐車場あり
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
奈良県奈良市学園南1-11-6
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