20世紀芸術史の中で、彫刻と同様に映画の分野においても世界屈指の“大国”であったイタリア。
戦後の映画産業の一翼を担ったイタリア映画は、量的にもさることながら、その芸術性・革新性において比類なき高みに達しました。また近年では若い作家たちの新しい感覚による作品が続々と生みだされています。しかし総体として、イタリアほどの自国の風土・文化と固有の“匂い”を映画の中に堅持し続ける国は無いと言っても良いでしょう。
今回の映画鑑賞会では、近作を中心としたイタリア映画の秀作5本を紹介します。
●会場●
ホール(190席)
●上映作品●
1/26 13:00~『いつか来た道』(1998年/ジャンニ・アメリオ監督)
15:30~『ニュー・シネマ・パラダイス完全版』
(1989年/ジュゼッペ・トルナトーレ監督)
1/27 11:00~ 『ひまわり』(1970年/ビットリオ・デ・シーカ監督)
14:00~ 『イル・ポスティーノ』(1995年/マイケル・ラドフォード監督)
16:30~ 『ベニスに死す』(1971年/ルキノ・ビスコンティ監督)