因幡地方(鳥取県東部)に古くから伝わる正月の伝承行事,事始め,七草がゆ,とんどなどを紹介。また、江戸狩野派の総帥で幕府の御用絵師狩野常信〔寛永13年(1636)~正徳3年(1713)〕作の三幅対,七福神(布袋・福禄寿・恵比寿他)の置物,獅子舞で使われる獅子頭など新年を祝う縁起物、大正14年(1925)パリ万博主席入選・昭和元年(1926)アメリカ独立記念万博グランプリ受賞,華麗な作風が特徴の大谷歓到〔明治29年(1896)~昭和62(1987)〕が八年の歳月を費やした花卉人物蒔絵重箱等の漆器,正月に登場する羽子板・双六の遊具なども展示。