関西の新鋭作家が競演するアニュアル企画「Art Court Frontier(アートコートフロンティア)」の第10回記念展。
本展は、美術界の第一線で活躍中のアーティスト、キュレーター、アートライター、ジャーナリストらが推薦者となり、今後の活躍がますます楽しみな作家を1名ずつ推挙して、ともに展覧会をつくり上げてゆくグループ展です。
今回は、国内外での展覧会・レジデンスプログラムに精力的に参加し、観賞者を取り込む立体作品で“新しい世界の使い方”を提案する東明(推薦:中井康之)、自ら染色した結束バンド等を使用し、ユニークな造形をつくり出す國政聡志(推薦:加須屋明子)、旧赤線地帯を取材し、当時の記憶・歴史をアートの文脈で捉え、提示する高田智美(推薦:手塚さや香)など。第10回という節目に相応しく、力強い輝きを放つ作品が意気揚々と並びます。フロンティア作家たちの輝き、「関西の現在」を、ぜひお見逃しなく!
また、開廊記念展としてスタートした本展と共に、アートコートギャラリーも10年目を迎えます。時の最先端をゆく、或いはいつまでも揺るぎない、魅力溢れる作品と出会うことのできる豊かな場の創出を目指し続けます。新人作家の登竜門以上の位置づけを担い、“関西でなければ見られない”好企画シリーズの展覧会として、本年もまた「アートコートフロンティア」展にどうぞご期待下さい。(*敬称略)