日本の伝統文化「盆栽」は人と樹木と鉢が一体となって、自然界を盆器の上に小宇宙として再現する究極の自然芸術といえます。最近、盆栽は若い人や海外でも人気が高まっています。特に欧米や東南アジアの国々では熱心な愛好家が増え続けまた女性の間でも小品盆栽を中心に盆栽を楽しまれる方が増大しております。
第27回を迎える年頭恒例の本展は全国の盆栽作家の出品作品から厳正な審査で選び抜かれた57点に加え、宮内庁から特別出品される盆樹、盆器1組、さらに2002年のNHK大河ドラマ加賀前田家ゆかりの「大徳寺芳春院の梅花石」を特別展示するなど選び抜かれた名品計61点を一堂に展観いたします。