タイトル等
~象を徴す~
堂本印象の非具象絵画
会場
京都府立堂本印象美術館
会期
2001-11-27~2002-03-10
休催日
月曜日(ただし休日の場合はその翌日)、年末年始(12/28~1/4)
観覧料
一般500円、高大生400円、小中生200円
※20名以上の団体は2割引
主催者
京都府立堂本印象美術館
概要
“非具象”とは“具象”に対する言葉ですが、そもそも芸術における“具象”は、20世紀の西欧で自然や現実を再現描写しない芸術が現れ、これを抽象芸術と呼んだ事に対抗し、従来の再現的な表現を一括りにするため用いられる様になった言葉です。一方、抽象、つまり外的、対象的な世界を描写しない芸術表現は、ほかに非具象、非再現、絶対などとも呼ばれます。
昭和30年頃から堂本印象は、日本画としては類を見ない、非具象的な絵画を続々と発表し始め、世間を驚愕させることになります。そればかりではなく、目まぐるしく表現方法や対象を変貌させた従前の作品と同様に様々な試みを取り入れることも躊躇いませんでした。
「日本画は一見形象をもって表現しますが、この形象が常に作者の心を物語るものでなければなりません。心を表現するために形象を借りて自然物なり対象物なりの姿を通して筆者がその精神を伝えるのであります(堂本印象『看心有道』・昭和12年)。」
様々な表現によりあらゆる対象を描き続けてきた印象が、今度は色と形象だけによりその精神を示そうとしたのです。一見不可解なそれらの作品群も、具象、非具象の概念を離れ、より象徴的なものとしてとらえて見ると、作者の心により近付けるのではないでしょうか。西欧で生まれた非具象絵画という手法を探りながらも、印象は、自らを培ってくれた有形無形の日本的なものを蔑ろにしたわけではなかったからです。
ホームページ
http://www2.ocn.ne.jp/~domoto
展覧会問合せ先
075-463-0007
会場住所
〒603-8355
京都府京都市北区平野上柳町26-3
交通案内
京都駅から市バス50番、四条烏丸から12・51・55番、三条京阪から15・12・59番、二条駅から15・55番 いずれも「立命館大学前」下車すぐ
京都府京都市北区平野上柳町26-3
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