タイトル等
春の特別展
手紙に見る実篤への思い
岸田劉生 長与善郎 千家元麿
会場
調布市武者小路実篤記念館
会期
2012-04-28~2012-06-03
休催日
月曜日(ただし4/30は開館、5/1は休館)
開催時間
9:00~17:00
観覧料
大人200円 小・中学生100円
概要
武者小路実篤が明治43(1910)年に志賀直哉らとともに創刊した同人雑誌『白樺』は、自然主義文学が主流だった当時の文壇において、自我の肯定、個性の尊重を標榜して、同世代の若者達から強い支持を受け、続く大正時代の文学の新しい流れを作り出しました。
白樺創刊同人の中でも、実篤はその著作でこうした姿勢を最も鮮明に主張し、時代のオピニオンリーダーとなりました。
多くの読者が影響を受けましたが、とりわけ画家の岸田劉生、小説家の長与善郎、詩人の千家元麿は、実篤の著作と出会ったことで、突き動かされるように創作の道へ入っていきました。彼らは、それぞれの道を切り開いて行く中で、時に実篤を精神的なよりどころとしました。
東京で互いに近く暮らしたときには毎日のように会い、実篤が大正7 (1918)年に人間らしく生きられる理想社会の実現を求めて宮崎県に新しき村を創設するなどして遠くはなれたときには、繁く手紙をやり取りしています。
当館は実篤宛の書簡を783通収蔵していますが、このうち、岸田からのものは89通、長与からのものは121通、千家からのものは94通にのぼります。彼らは一様に、遠くはなれて会えないことを淋しいと訴え、会いたいと願い、実篤の夢を見たとまで書いています。
今回の特別展では、この三人の手紙に注目し、実篤との交流の様子や、彼等にとって実篤はどのような存在だったかを読み解きます。
イベント情報
展示解説
日 時:5月27日(日) 13:30~14:30
解 説:伊藤陽子(当事業団主任学芸員)
申込み:不要。当日、直接展示室へ。(入館料のみ)
会場住所
〒182-0003
東京都調布市若葉町1-8-30
交通案内
<京王線>
仙川駅 または つつじヶ丘駅下車 徒歩10分

<小田急線>
成城学園前駅より 「調布駅」、または「神代団地」行バス、稲荷前下車 徒歩5分

<お車の場合>
周辺道路が狭いため、中・大型バスをご利用の場合は事前にお問い合わせください。
ホームページ
https://www.mushakoji.org
東京都調布市若葉町1-8-30
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