今年の夏場に行われた展覧会「美術のかたち。1」は、展示室をオープンスペース化し学芸員が行う活動そのものを「生きた展示」というかたちで見てい
ただくことによって、「美術」を捉える大切なポイントを探る試みでした。来館者、保護者、教育研究会などとのワークショップやその後の反応から、年間を通じての場づくりが期待されていることが解り、美術館における教育普及活動の新しい可能性が
生まれてきたといえます。
その続編である「美術のかたち。2」では、学校と美術館との連携の一環として、懇談会、近隣の幼稚園や高校生とのワークショップ、美術講座などを「子どもや作品との向き合い方」をキーワードに行います。
単なる知識ではなく、実際に目で見たり手で考える感覚を掴みながら「表現すること」や他者を「受けとめること」について考えていく、プロセスを重視した活動を試みます。
●主な出品予定作品●
今井祝雄、上山二郎、白髪富士子、ハナヤ勘兵衛、
吉原通雄、ワークショップ資料など