この会は、「版(画)を楽しむ」を合言葉に1969(昭和44)年、海野光弘が仲間たちに声をかけ結成した若手の版画グループです。毎月最終土曜日、静岡駅前金清軒や七間町銀の塔などを会場として集まり、版画の伝統や歴史を学び、作家との交流や小学生の版画を展示、版画の実演など様々な活動を行っていました。
今回の展示では、会に出展した当時の作品や案内状などの関連資料、また継続して活動されている方の近年の作品なども紹介します。
「らくはん会」の軌跡を巡ることにより、新たな静岡県の版画史が見えてくるのではないでしょうか。
若き版画家たちの熱い思いを作品及び関連資料からお楽しみください。