タイトル等
五〇〇万人が感動したコレクション
日本油彩画 二〇〇年
西欧への挑戦
黒田清輝、佐伯祐三、岸田劉生が求めた日本の絵画
会場
静岡県立美術館
会期
2012-06-09~2012-07-22
開催時間
午前10時~午後5時30分
※展示室への入室は午後5時まで
観覧料
一般 600円(400円)
70歳以上 300円(200円)
大学生以下 無料
※()内は20名以上の団体および前売料金
※収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、無料。
概要
江戸から明治になり、西欧から油彩画と油彩技法が日本に伝わりました。それ以前にも、司馬江漢などが、油彩画を制作していたものの、理念や技法・画材を含めて本格的に学び始めたのは、明治になってからのことでした。
まず、明治4年(1871)、高橋由一が物産会で油彩画を展観したのを始まりに、明治9年には、イタリア人教師フォンタネージを招いて、日本で最初の美術学校である工部美術学校が開校します。その後、黒田清輝がフランスに渡ったことで、西洋美術を学ぶ画家たちは次第に増えていきました。明治29年には開校当初日本画科のみだった東京美術学校に、西洋画科が設置され、その後、多くの画家たちを輩出しました。そして、大正から昭和期にかけては、西欧からポスト印象派、キュビスム、フォーヴィスムといった新しい理念や造形が伝わり、多くの個性的な作品が制作されるようになります。
日本近代美術史の中で、"日本人の油彩画"を描くことは、日本人洋画家たちにとって最も重要な課題であり、また到達すべき目標であったといえるでしょう。
本展では、我々日本人にとって、最も身近な「日本人の油彩画」をテーマとして、日本人洋画家たちが、どのように西洋伝来の油彩画(油彩技法)を受容し、またそれを用いて、日本の風土に適った作品を制作してきたのかを考えます。
イベント情報
特別講演会
「江戸の洋風画と明治の油彩画をつなぐもの」
7月1日(日)14:00~15:30
志賀秀孝氏(府中市美術館学芸係長)
※申込不要・先着順・無料
当館講座室

「日本洋画のパイオニアたち 平賀源内から秋田蘭画、司馬江漢、高橋由一へ」
7月8日(日)14:00~15:30
芳賀徹(当館館長、東京大学名誉教授)
※申込不要・先着順・無料・定員250名
当館講座室


美術講座
「日本人の油彩画~なぜ、日本人は油彩画を描いたのか~」
6月24日(日)14:00~15:30
泰井良(当館上席学芸員)
※申込不要・先着順・無料


学芸員によるフロア・レクチャー
6月10日(日)、7月15日(日)
いずれも14:00~(各回30分程度)
※集合場所 企画展第1展示室
※申込不要 ※本展観覧料が必要です。
ホームページ
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2012/02.php
会場住所
〒422-8002
静岡県静岡市駿河区谷田53-2
交通案内
●JR「草薙駅」から静鉄バス「県立美術館行き」で約6分(料金100円・20~30分間隔)
●JR「静岡駅」南口からタクシーで約20分、または北口から静鉄バスで約30分
●JR「東静岡駅」南口からタクシーで約15分、または静鉄バスで約20分
●静鉄「県立美術館前駅」から徒歩約15分、または静鉄バスで約3分
●東名高速道路・静岡IC、清水IC、又は新東名高速道路・新静岡ICから車で約25分
ホームページ
https://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp
会場問合せ先
◎教務課Tel.054-263-5755 ◎学芸課Tel.054-263-5857 ◎テレフォン・サービスTel.054-262-3737
静岡県静岡市駿河区谷田53-2
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