タイトル等
和様と唐様─近世の書のすがた
会場
センチュリーミュージアム
会期
2001-11-12~2002-01-26
休催日
日曜日、12月23日(祝)~2002年1月6日(日)
観覧料
一般500円、学生300円
主催者
財団法人センチュリー文化財団
概要
室町時代―戦国乱世において、わが国の書の流れは「型」の踏襲という定型化した書流の乱立の時代を迎えた。

ついで天下一統の桃山時代に入ると、没個性の書から脱却すべく、宮廷堂上の人々や町衆らは古典への回帰を試みる。平和を迎えた華やかな時勢の高揚と相俟って、近衛信尹・本阿弥光悦・松花堂昭乗の、いわゆる「寛永の三筆」を頂点とする新しい和様が誕生。

この風潮は、平安王朝復古の高貴美への耽溺回帰とも結び、江戸時代を通じて公卿社会を中心に和様の再生化の一途をたどる。

折柄、明末の動乱を避け、隠元・木庵・即非ら黄檗僧が続々と来航。明代書法、すなわち唐様の書風をもたらす。この新たなる刺激を契機に、江戸幕府の儒学奨励の追い風を受けて、唐様書道は僧侶・儒者を主軸に一大興隆期を迎え、江戸末期の「幕末の三筆」につながる。

このたびの展観は、こうした近世の二大潮流の「書のすがた」を展望する。
ホームページ
http://www.ccf.or.jp/
展覧会問合せ先
センチュリーミュージアム
会場住所
〒162-0041
東京都新宿区早稲田鶴巻町110-22
交通案内
東京メトロ東西線 早稲田駅下車 1番出口 徒歩6分
東京都新宿区早稲田鶴巻町110-22
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