喜田文庫は、淡路三原町出身の故喜田幾久夫氏が70余年の歳月をかけて蒐集された膨大なコレクションです。その内容は江戸時代の漢学者・国学者・歌人・俳人・画家・僧侶などの書画や書籍で、江戸時代の文化の多様性を知ることができる貴重な資料です。総数は約2500点を超え、昭和61年には、その一部90点を企画展で紹介しています。
今回の企画展では、前回の展覧会以降新たに寄贈された作品を中心に、近世・近代の絵画や書、古代から近世の古文書、書状などを展示いたします。著名な画家や人物の作品や書状もあり、画題や歴史などに興味をもって鑑賞していただける機会になればと考えております。なお、会期中に展示替えをいたします。