タイトル等
<特別展示>
高橋由一
会場
栃木県立美術館
会期
2012-10-27~2012-12-24
休催日
月曜日(ただし12月24日は開館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
入館は4時30分まで
観覧料
一 般:700(600)円
大高生:400(300)円
中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金、11月3日(文化の日)は無料
*同時開催の企画展「ゆく河の流れ―美術と旅と物語」との共通料金
主催者
栃木県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
協賛=ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、東武宇都宮百貨店
後援=朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局
平成24年度 文化庁地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ
概要
高橋由一(たかはしゆいち、1828―1894)は佐野藩士の子として江戸の佐野藩邸に生まれました。体が弱かったため家業である武道指南を断念、絵の上手だった由一は刀を絵筆に持ち替えて絵画修業に打ち込みます。当時珍しかった西洋の石版画を目にした由一はその迫真の描写に感激し、なんとしても西洋画を学ぼうと努力しました。
由一にとっての西洋画は、たんなる好奇心の対象や自己表現の場ではありませんでした。対象を正確に描写し、耐久性にもすぐれた西洋画は、当時大きく変化しようとしていた日本という国家にとって有益なもの。そう考えた由一は、西洋画の技術の定着と普及を国家のための事業と考え、生涯を捧げました。もし高橋由一がいなければ、今日の日本の美術は私たちが見ているものとはまったく違ったものになっていたかもしれません。
昨年度、栃木県立美術館では高橋由一の油彩画《驟雨図》を基金取得しました。由一がイタリア人画家アントニオ・フォンタネージの影響を受け、油彩画の表現に一層の深みを加えた1877(明治10)年頃の制作と考えられる作品です。
今回の特別展示では、新収蔵された《驟雨図》に加え、同時期の油彩画《中州月夜の図》、山形、栃木の県令を歴任した三島通庸の道路建設事業との関わりから制作された《栗子山隧道図(西洞門・小)》、《鑿道八景》、《東北新道石版画》などを展示します。また由一が師事したイギリス人画家チャールズ・ワーグマンの作品をあわせて展示します。
イベント情報
[関連講演会]
11月17日(土) 「洋画普及の道 高橋由一の挑戦」 講師=古田亮(東京藝術大学准教授)
11月23日(金・祝) 「三島通庸と高橋由一 近代を拓き、近代を描く」 講師=金井忠夫(那須野が原博物館館長)
いずれも午後2時より、当館集会室にて

[ギャラリートーク]
10月27日(土)午後3時30分から(企画展「ゆく河の流れ」のトークに続いて開始)
11月4日(日)、12月2日(日)午後2時から(40分程度)
講師:特別展示担当学芸員
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t121027/02.html
会場住所
〒320-0043
栃木県宇都宮市桜4-2-7
交通案内
電車・バスをご利用の場合―
■ JR宇都宮駅から
西口バスターミナル 6番・7番乗り場から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約15分、桜通十文字下車すぐ
■ 東武宇都宮駅前から
東武宇都宮駅前バス停(大通り沿い)から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約5分、桜通十文字下車すぐ

お車をご利用の場合―
駐車場有・料金無料
■ 東北自動車道で
[鹿沼IC]から 約15分、または [宇都宮IC]から 約20分
■ 北関東自動車道で
[壬生IC]から 約25分
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
栃木県宇都宮市桜4-2-7
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