「グラインダーマン」は、1996年に結成された、アート、音楽、メディアをミックスしたパフォーマンスを行なうグループです。現在は、田口仁史、大下智樹、平山学、高木崇の4名を中心に計20名のメンバーで構成され、美術館等での公演のみならず、ライブハウスやテレビ出演を行なっており、特に若年層を中心に人気を集めています。
今回の公演は、「己を削る」をテーマに、オリジナルの鉄製装身具(16種類79点)、楽曲(27曲)、映像作品(15点)を組み合わせた、幾つかのシーンで構成されます。当日の主なパフォーマンスは、身体に装着した鉄板にグラインダーを当てて火花を散らす「グラインダーマンのテーマ」や、スーツを着て頭に鉄製の四角い箱をかぶり、いろいろなジェスチャーをすることで匿名性をおびた人間が行き交うさまを表す「ゴーヘッド・パラレル」などで、観客参加型のパフォーマンスも予定されています。見る側と見せる側が分離した舞台公演ではない、実験的要素も多く含まれています。サブカルチャー的なアート活動を行うグループを紹介することで、多くの方々にアートをより身近に感じていただける企画です。
開演…15:00~(開場14:30)
両日各1回公演、1時間30分程度
場所…広島市現代美術館地下1階ミュージアムスタジオ