◆2000年のタイムカプセル◆
古代ローマ時代、ポンペイは農業や貿易で栄え、1万数千人が暮らしていましたが、西暦79年、ヴェスヴィオ山の噴火で火山灰に埋もれてしまいました。
18世紀に始まった発掘で、地中から舗装された道路や公共広場、闘技場などが次々に姿をあらわしました。
「ポンペイ展」は自然の恵みを利用して豊かな生活を送っていた2000年前の人々に出会う「タイムカプセルの扉」です。360点にもおよぶ壁画や彫像、ガラス細工、化粧品や装身具、医療器具などが、2000年の時をこえて私たちの前によみがえります。
◆最新の研究成果 ~ローマ時代の豊かな暮らし~◆
ポンペイには今の生活と変わらない水道、劇場、公共浴場、市庁舎などがありました。
「ポンペイ展」では、自然環境や文化、科学、技術などの多角的な視点で、ローマ時代の「人と暮らし」を紹介します。
町のメインストリートにあった「ポリビウスの家」の遺跡調査の最新成果を、家の模型や映像に生かし、当時の人々の食事や住まい、日々の生活を明らかにし、噴火直後の人々の最後の行動に迫ります。