2012年6月30日、東京都美術館グランドオープン。
待望のフェルメール「真珠の耳飾りの少女」来日決定。
日本初の公立美術館として1926年に開館した東京都美術館は、「上野の美術館」と呼ばれ広く親しまれてきました。2010年に始めた全面改修工事によって設備や利便性が一新されるとともに、体験型の新しいプログラムも充実度を高める予定です。さらなる「心のゆたかさの拠り所」へ、東京都美術館が生まれ変わります。2012年夏のグランドオープンとなる本展は、「王立絵画館」の名で世界的に知られるオランダ・マウリッツハイス美術館のコレクションが飾ります。何と言っても最大の話題は、フェルメール・ブームのシンボル的存在「真珠の耳飾りの少女」の来日。少女が肩越しに親密なまなざしを投げかける作品は、絵画史上最も愛されてきた名画の一つとして、あまりにも有名です。フェルメールと並び際だつのが、最晩年の境地を描いた「自画像」など6点が一堂に会すレンブラントです。そのほかフランス・ハルス、ファン・ダイク、ルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)ら、17世紀オランダ・フランドル絵画を代表する、世界の至宝の数々を堪能できる本展に、どうぞご期待下さい。