タイトル等
ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト
―写真,絵画,グラフィック・アート―
会場
名古屋市美術館
会期
2012-02-11~2012-03-25
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時
金曜日は午後8時(いずれも入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般1,100(900)円 高大生800(600)円 小中生500(300)円
( )は前売りと20名以上の団体料金
主催者
名古屋市美術館、読売新聞社、中京テレビ放送、美術館連絡協議会
協賛・協力等
後援:愛知県・岐阜県・三重県各教育委員会/協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン/協力:名古屋市交通局
概要
20世紀のアメリカを代表し、社会派の作家として知られるベン・シャーン(1898-1969)の芸術を、絵画、素描、版画、ポスターなど約200点とオリジナル50点にデジタルイメージなどによる約250点を加えた写真によって紹介します。日本では1991年以来約20年ぶりの回顧展です。
コヴノ(現在のリトアニアのカウナス)のユダヤ人家庭に生まれ、迫害を逃れて幼い頃に家族とアメリカに移住したシャーンは、「サッコとヴァンゼッティ事件」「トム・ムーニー事件」などの冤罪事件を告発する作品で注目され、大恐慌から第二次世界大戦にかけての期間に国などの事業に関わった後、個人的な誰にでも共有される普遍的なことがらを主題とする作品を制作するようになります。
アメリカのハーバード大学付属フォッグ美術館の協力を得て開催される本展は、シャーンの創作において重要な役割を持ちながら日本ではあまり紹介されることがなかった写真作品に光を当て、あるイメージが絵画や素描、版画、ポスターなどの表現手法において多様に変化して用いられ、豊かな表現世界を生み出していることを作品に即して紹介します。
また、代表作である〈ラッキードラゴン〉シリーズをはじめとして、深い関わりのあった日本との関係を、シャーンの創作と日本への影響のふたつの側面から紹介します。
本展は、「ドキュメンタリー、そして社会への告発」「『私』から共感へ」「文字への愛、神話の力」「アジア、そして日本へ」という4つのテーマのもとにシャーンの造形の魅力を解き明かします。深い人間愛と揺るぎのない良心に貫かれたシャーンの芸術は、混迷する今日を生きる私たちに安らぎと励ましをもたらすでしょう。
イベント情報
①記念講演会
「ベン・シャーン 不変の良心」
日時:2012年3月4日(日) 午後2時~4時
講師:ロジャー・パルバース(作家、劇作家、演出家)
日本語による講演

②解説会
日時:2012年3月17日(土) 午後2時~4時
講師:角田美奈子(名古屋市美術館学芸員)

③上映会
「第五福竜丸」
(新藤兼人監督作品、1958年、モノクロ、110分)
日時:2012年2月19日(日)、2月25日(土)
午後2時~4時

①②③とも会場は2階講堂、無料、定員180名。
終了時間は未定。

④ギャラリートーク
実施日:2012年2月18日(土)、21日(火)、24日(金)、26日(日)、28日(火)、29日(水) /3月2日(金)、3日(土)、6日(火)、7日(水)、8日(木)、9日(金)、13日(火)、14日(水)、15日(木)、16日(金)、18日(日)、20日(火・祝)
開始時間:午前10時30分、午後1時30分
名古屋市美術館ボランティアが参加者のみなさまに意見をうかがいながら展覧会を楽しむトークを行います。展覧会入場券で参加できます。当日、会場入口にお集まりください。約1時間を予定。都合により休止することがあります。
ホームページ
http://www.benshahn2011-12exh.info
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜・白川公園内]
交通案内
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」下車、5番出口から南へ徒歩8分
地下鉄鶴舞線「大須観音」下車、2番出口から北へ徒歩7分
地下鉄名城線「矢場町」下車、4番出口から西へ徒歩10分
ホームページ
http://www.art-museum.city.nagoya.jp
愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜・白川公園内]
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