タイトル等
アフリカンデザイン~草ビロードとアップリケ~
秋季特別展
会場
大阪日本民芸館
会期
2001-09-22~2001-12-16
休催日
水曜日
観覧料
大人700円、大高生450円、中小生100円
※20名以上は団体料金
主催者
大阪日本民芸館
概要
本特別展では、中部アフリカ・クバ王国の人々が、ラフィアヤシの繊維でつくり出した精霊感あふれる織物、草ビロードとアップリケ100余点を、アフリカ諸部族の仮面や彫像、椅子、民具などと併せて全館一堂に展観いたします。
精霊の布とも呼ばれるクバ王国のラフィア布は、20年ほど前から日本で紹介されはじめ、深い関心が寄せられているアフリカの布です。今回展示する草ビロードとアップリケは、この分野で質・量ともに高く評価されているアオキコレクションから厳選された大阪初公開の注目すべき品々です。

●社会的地位に対応する精緻な幾何文様・・・・草ビロード
ラフィア布のほぼ全面に黒・黄・赤・紺色などに染め分けたラフィア糸で一針一針パイル刺繍の技法により精緻な幾何文様を表現したものが、ビロードを思わせることから、「草ビロード」といわれています。
草ビロードでつくられた男性用衣裳は、儀礼・祭祀の場で用いられる晴着でえすが、文様自体の形やその文様が表現される布上の場所・位置は王との関係や役職によって規則が細かく規定されており、着用者の王国内における社会的地位を表象する役割を担っています。

●ルールにとらわれず自由で気まぐれ・・・・アップリケ
女性用の場合、ラフィア布表面全面に自分たちの身辺をとりまく自然のモティーフ、例えば、槍と斧、月と星、丸と方形などを形どる小布・細布で「アップリケ」が施されています。
布を軟らかくするための砧打ち作業の際にできた傷みや傷を補修するためのものといわれています。
草ビロードは整然とした幾何文様であるのに対して、アップリケはその作業上の必要性から崩れた幾何文様とならざるをえず、規則性にとらわれない自由さと気まぐれともいえる偶然性が許容されているかのようにみえます。
日常晴着として着用しますが、最高の出来映えのものが、死装束となるのは男性と同じです。
ホームページ
http://www.mingeikan-osaka.or.jp/
展覧会問合せ先
tel.06-6877-1971 fax.06-6877-1973
会場住所
〒565-0826
大阪府吹田市千里万博公園10-5
交通案内
●大阪モノレール「公園東口駅」下車徒歩約10分
●大阪モノレール「万博記念公園駅」下車徒歩約15分
●JR茨木駅・阪急茨木市駅よりバス「日本庭園前」下車徒歩約12分
大阪府吹田市千里万博公園10-5
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