江戸時代の高槻は北摂唯一の城下町であり、現在の高槻の大きな礎となる。この城下町は天下統一から江戸の泰平へと時代が動く中で誕生し、その背景には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という天下人の戦略があった。そして、彼らに任命された城主たちが建設を推進したのである。
本展では、和田惟政や高山右近、豊臣秀勝、新庄直頼らの歴代城主にまつわる古文書や発掘調査成果などを通じ、城下町高槻のはじまりと信長、秀吉、家康らの戦略との関わりを取り上げる。
併設のトピック展示「描かれた近世・近代の今城塚」では、村絵図などの絵画にみる今城塚古墳を紹介する。