信州の奥座敷・小布施町は晩年の葛飾北斎がはるばる江戸から通い、数々の銘品を残した街として知られ、また街並修景事業や栗菓子を中心とした観光地としても注目されています。その小布施町の古刹「曹洞宗陽光山玄照寺」にて半世紀続く縁日「苗市」に呼応し、2004年に産声をあげたアートの祝祭「境内アート小布施×苗市」。祈りの時を重ねて四世紀あまりを経た禅寺境内と、隣接する「どんぐり千年の森」を舞台に、さまざまなジャンルのクリエィターたちが集い、この寺の時空間に挑みます。このたび今年度参加予定している作家の選抜展を開催いたします。春まだ遠い北信濃のアート空間に思いを馳せながらご高覧いただけたら幸いです。