タイトル等
シャルロット・ペリアンと日本
会場
広島市現代美術館
会期
2012-01-21~2012-03-11
休催日
月曜日
開催時間
10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般:1,000(800)円/大学生:700(600)円/高校生:500(400)円/小中学生・65歳以上無料
※( )内は前売りおよび30名以上の団体料金
[前売券発売所]◎2012年3月11日(日)まで/チケットぴあ(Pコード:764-963)、フジグランサービスカウンター(広島店1階、ナタリー店1階、高陽店1階、緑井店1階)、デオデオ本店地下1階プレイガイド、福屋友の会受付(八丁堀本店7階、駅前店7階)、広島大学消費生活協同組合、ひろしま夢ぷらざ、安芸美材、ギャルリ青鞜、ガレリア・レイノ、ギャラリーヨコタ、木利画材、ピカソ画房、ブラック画材 ◎2012年1月20日(金)まで/広島市現代美術館ミュージアムショップ
主催者
広島市現代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
[協賛]ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン
[後援]フランス大使館、広島県、広島市教育委員会、広島日仏協会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
[特別協力]Archives Charlotte Perriand, Paris
[協力]AIRFRANCE CASSINA IXC.Ltd.
概要
シャルロット・ペリアン(1903-1999)は、1927年のサロン・ドートンヌに出品した「屋根裏のバー」が認められ、ル・コルビュジエのアトリエに入所します。そこでル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレとともに、鉄、アルミニウム、ガラスといった新素材を用いた「住宅のインテリア設備」を発表し、新時代の住宅のあり方を提言しました。
1940年、かつてル・コルビュジエのアトリエで同僚だった坂倉準三の推薦により、商工省の「工芸指導顧問」として初来日したペリアンは、海外向けの工芸品の改良・指導を任され、柳宗理とともに日本全国をまわり、仙台の工芸指導所では若い研究員を対象に、素材の扱いやデザイン等を指導しました。
日本滞在中に、「民藝」運動の推進者である柳宗悦や河井寬次郎らとも交流したペリアンは、「民藝」の理念に共鳴し、地方に残る伝統的な意匠や技術を同時代の感覚で再生しようと試みました。1941年の「ペリアン女史 日本創作品展覧会 2601年住宅内部装備への一示唆」(通称「選擇 傳統 創造」展)で発表した《竹製シェーズ・ロング》はその一つです。この他にも彼女が提案した、竹や木を素材とした合理的かつ現代的なデザインは、当時の日本のデザイン界にとって強い示唆に富むもので、戦後のデザインの領域で鮮明な流れを作り出すこととなり、今なおたえず更新されながら脈々と続いています。
1953年、再び日本を訪れたペリアンは、東京で「芸術の綜合への提案―ル・コルビュジエ、レジェ、ペリアン三人展」(1955年)を開催。文楽から着想した椅子《オンブル(影)》をはじめ、違い棚をヒントにした《ビブリオテック・ニュアージュ(書架「雲」)》など、戦前の日本体験をデザインに生かした数々の名作を生み出し、高い評価を得ています。
パリにあるシャルロット・ペリアン・アーカイヴの全面的な協力を得て開催される本展では、家具、インテリアに関する図面、写真資料の他、ペリアンが撮影した写真、日本の友人と交わした書簡など約500点を紹介します。ペリアンと日本人との間に生まれた感性の共鳴とその波及をたどる本展は、21世紀の建築やデザインのあり方を考える機会となるでしょう。
イベント情報
関連プログラム

オープニング特別講演会
1月21日(土)14:00~16:30 当日先着160名/聴講無料
会場:ミュージアムスタジオ(開場時間 13:30)
ペリアンの人間像について、生活と仕事、欧州と日本など、複数の視点から考察します。

◎講演1「シャルロット・ペリアンと日本」
講師:ペルネット・ペリアン=バルサック(シャルロット・ペリアンの長女、シャルロット・ペリアン・アーカイヴ代表)、ジャック・バルサック(美術史家)
◎講演2「ル・コルビュジエとシャルロット・ペリアン:ル・コルビュジエがペリアンに宛てた1枚の手紙を巡って」
講師:千代章一郎(広島大学大学院工学研究院准教授)


伊東豊雄「建築が家具をつくり、家具が建築をつくる」
2月11日(土・祝)14:00~16:00 当日先着160名/聴講無料
会場:ミュージアムスタジオ(開場時間 13:30)
講師:伊東豊雄(建築家) コーディネーター:千代章一郎
世界中で革新的な建築を生み出してきた伊東豊雄は、家具や什器といったインテリアも手がけてきました。これらを「小さな建築」と捉えたとき、内部空間を覆う「大きな建築」としての建物とどのように共鳴しあうのか、これまでの自身の作品を軸にお話しいただきます。


キッズ・ワークショップ「ペリアンさんをおもてなし!」
2月26日(日)13:30~16:00
講師:千代章一郎
定員:50名(親子での参加も可) 対象:小学生以上
参加無料(保護者のみ要展覧会チケット)、要事前申込
ペリアンさんが今、日本にやってきたら?「今」の日本を感じさせる、ペリアンさんに見せたいおうちを工作します。
[申込方法]参加者全員の氏名、年齢、代表者の住所、電話番号を明記の上、eメール、または往復はがきでお申込み下さい。2月17日(金)必着。
※1通につき2組まで応募可。応募者多数の場合は抽選し、結果を2月20日頃までにお伝えします。


学芸員によるギャラリー・トーク
1月22日(日)・2月18日(土)14:00~15:00
要展覧会チケット、事前申込不要
ホームページ
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/web/main/perriand.html
会場住所
〒732-0815
広島県広島市南区比治山公園1-1
交通案内
◎広島駅から
[路面電車] 5番「広島港」行き ▶ 「比治山下」下車、約500m

[バス]
①広島バス (26-1番系統) 「旭町」行き
②広島バス (31番系統)「県病院」行き
③広電バス (5番系統) 「大学病院」行き
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約700m

[タクシー] 約10分

◎紙屋町から
[バス] 紙屋町(県庁前)バス停
「大学病院」行き(比治山トンネル経由) 広島バス(23-1番系統)
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約550m

◎八丁堀から
[バス] 八丁堀 (ヤマダ電機前)バス停
「大学病院」行き(比治山トンネル経由) 広島バス(23-1番系統)
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約550m

◎市内循環バス ひろしま めいぷる~ぷ
▶ 「現代美術館前」下車、約100m
ホームページ
https://www.hiroshima-moca.jp/
広島県広島市南区比治山公園1-1
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