所蔵洋画展(日本・仏蘭西)は、過去に何度か開催されておりますが、その展観内容は、一つに作品そのものを鑑賞する形式を取り、もう一つは、洋画と近代日本がと比較対照する形式を取ってきました。
今回展は、画題を大きくテーマ(人物画/山水・風景画/花鳥・静物画)に区分し、人物画は歴史画、風俗画、道釈画、肖像画、裸婦像、山水画は水墨画、緑青山水画に区分、洋画と日本画を並べて展示し、両者の差異、特徴を理解しやすいように構成することとを考えます。
また、テーマ毎にグループ展示し、画家の個性の相違もご覧頂くようにします。洋画の写実と円山・四條派の写生、洋画のデフォルメと南画の自由構成など、できる限りの比較対象の視点を香料致します。なお、洋画、日本画の並列展示は初めての試みです。