タイトル等
名画につつまれる贅沢 珠玉のヨーロッパ絵画展
-バロックから近代へ-
会場
滋賀県立近代美術館
会期
2011-04-16~2011-06-12
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般950(750)円、高大生650(500)円、小中生450(350)円
※( )内は前売及び20名以上団体料金
主催者
滋賀県立近代美術館、京都新聞社
概要
印象派のモネやルノワールなど近代フランス絵画を収集するコレクターは、日本でも珍しくありませんが、それ以前の西欧のオールド・マスターの油彩画を所蔵するコレクターの数は多くはありません。そのような中で、長野市在住の長坂剛氏は、早くからバロック美術に注目し、作家の名前にこだわらず、独自の美的感性にもとづいて、17世紀のイタリアやスペイン、フランドルの優れた絵画を集めてきたユニークなコレクターです。

「歪んだ真珠」を意味するポルトガル語に由来すると言われるバロックは、美術や建築、文学、音楽など幅広い分野に見られる様式です。美術の分野では、15〜16世紀にイタリアに花開いたルネサンスが、均整・調和のとれた古典的な美を重んじたのに対して、続くバロック美術は劇的な構図や明暗の対比などを通して、人間の情感を豊かに表現し、17世紀のヨーロッパ各国で多彩な展開を遂げました。

長坂氏の関心はさらに近代絵画へと広がり、肖像画や風景画、風俗画など多様なジャンルの魅力的な作品が氏のコレクションに収まりました。本展は、多岐にわたる「長坂コレクション」の中から、その核をなす17世紀のバロック美術と19世紀の近代絵画を中心に、58点の油彩画をご紹介します。

聖家族(聖母と聖ヨセフ、幼児キリスト)のほのぼのとした情愛を描いた宗教画、水辺の情景をみずみずしい感性で捉えた風景画、野外でピクニックする人々や日だまりで遊ぶ子どもたちなど、何げない日常生活の一こまを明るい色彩で生き生きと描き出した風俗画など、いずれも心に残る名品です。市井の人々が日々の暮らしの中で愛し、彼らの精神生活を豊かに培ってきた西洋絵画を通して、ヨーロッパ文化の芳醇な香りと油彩画の醍醐味を存分に味わっていただけることでしょう。
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
展覧会問合せ先
代表077-543-2111
会場住所
〒520-2122
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
交通案内
●公共交通機関をご利用の場合

JR琵琶湖線(東海道本線)「瀬田駅」からバス「滋賀医大」行きにて「文化ゾーン前」下車、徒歩約5分。
(バスは瀬田駅前1番乗り場から「帝産湖南交通バス」が、2番乗り場から「近江バス」が発着しています)

瀬田駅はJR京都駅から普通列車で約17分、JR大阪駅から快速列車で約46分。
新快速列車は停まりませんのでご注意下さい。

●タクシー利用の場合

「瀬田駅」から約15分(美術館の入り口まで乗り入れできます)。
(帰路のタクシーは、エントランス受付裏の公衆電話から依頼すれば、美術館の通用門前まで乗り入れてもらうことができます)
なおタクシーは文化ゾーン北ゲートからは入れません。
美術館入口まで入る場合は約1キロ先の東ゲートまでう回しますので、ご注意下さい。

●自家用車をご利用の場合

名神・新名神高速道路経由の場合:草津田上インターから約5分
文化ゾーン駐車場3か所 (約320台収容可能、無料)
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
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